95年はR33へとバトンタッチするため最後の参戦に
1995年は開幕からル・マン24時間参戦の準備も同時進行となった新型R33 GT-Rがデビューしたが、新車の製作が間に合わなかった「カルソニックスカイライン」がR32 GT-Rで開幕戦優勝。これがR32 GT-R最後の優勝となった。
R32 GT-Rは1993年3勝、1994年2勝、1995年1勝とJGTC黎明期に毎年優勝を果たした。やがてR33 GT-Rと80スープラとの対決が人気を呼び、JGTCは徐々に人気カテゴリーとして成長していくことになる。
なお1995年のGT1クラスには、4WDの「ZEXEL WISEスカイライン」、チューニングショップであるJUNオートメカニックが4気筒のSR20DETエンジンを2.2L化して搭載した4WDマシン「JUNスカイラインGT-R」で参戦したが、残念ながら2台とも表彰台を奪えるまでの結果は残せなかった。またこの年もN1仕様のR32 GT-RでGT1クラスにスポット参戦したチームがあった。