いつでも出撃オッケー
普段このM3は、ハーレーと一緒にガレージに入れているそうで、そのときにはボッシュ製のバッテリーチャージャー、C7を接続しているそうだ。そのため、長期間乗っていなくても、乗ろうと思ったときにはすぐにエンジン始動が可能。特別な儀式なしで走り出せることから、かえって使いやすくなっている。
カスタムポイントは、自作のデカールが大きなポイント。これは個人向けの小さいプリンターを使ってつくったものだそうで、大型デカールはパーツごとにプリントをして貼り合わせて仕上げている。また、ボンネットはバリス製のカーボン。ブレーキローターはAMSで装着してもらったストップテック製ドリルドで、ホイールはニーズ・フォージド。タイヤはポテンザRE-070(215/40R17)を履いている。
インテリアにはレカロ・ラリースペシャルをベースにファブリックを張り替えたシートを装備。ステアリングにはMOMOギブリをセット。エンジンルームではヘッドカバーやインダクションボックスを白色をベースにペイント。
排気系はスポーツキャタライザーに加えてセンターパイプを自作し、テールエンドはチタン製としたものをセットして仕上げている。
「こうやってM3に乗っている仲間と集まるようになって、もう30年になります。さすがに最近では、M3を手放してしまった人もいますが、それでもまだまだ乗り続けている人が多いというのは、うれしいですね。仲間内で情報交換をしながら、これからもM3での走りを愉しんでいきたいと思っています」
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今回、取材にお邪魔した「E30 M3 CLUB」の走行会の当日の様子とE30 M3オーナーをまとめたムック『BMW LIFE』は、2023年1月31日に発売予定です。