クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • いまや貴重なBMW「M3スポーツエボリューション」で全開走行! 「グループAの勇姿に憧れて」
CLASSIC
share:

いまや貴重なBMW「M3スポーツエボリューション」で全開走行! 「グループAの勇姿に憧れて」

投稿日:

TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: 横澤靖宏

他には代えがたい「M3」の愉しみ

 購入してから26年が経ったのことだが、ここ10年間の平均走行距離は、年間1000kmほどとのこと。普段は「プリウス」を移動の足としているそうだが「たしかにプリウスはラクですけど、愉しさとは無縁です。走っているときのM3の愉しさは、ほかにはないものです」と語ってくれた。

 そんな阿部さんのM3は、コロナ禍の間に、ゴム製ブッシュ類のリフレッシュやシリンダーヘッドのオーバーホール、クラッチレリーズの交換、ブレーキローターとパッドの交換など、大掛かりなリフレッシュをおこなってきた。ブレーキパッドはプロジェクトミュー製で、ローターはディクセル製を採用。排気系はホンダ「S2000」用のスポーツキャタライザーをベースにワンオフ加工した触媒と、サンライズブルバード製マフラーを装備している。

 こうしたリフレッシュやカスタムには、これまでの阿部さんの経験が活きている。阿部さんは大学生のころから走り好きで、最初は漫画『サーキットの狼』に登場する風吹裕矢のロータス「ヨーロッパ」に憧れ、実際には910「ブルーバード」を2.2L化して峠を走ったりしていたそうだ。

 サーキット走行もそのころに経験があるのだが、このM3では、リフレッシュ作業をしていたということもあって、今回10数年ぶりのサーキット走行となっている。しかも、舞台となった本庄サーキットは、初走行。しかしさすがにベテランドライバー。存分に走行を愉しんでいた。

 そのほかのカスタムポイントは、BBS RSにポテンザRE-71R(225/45R16)を履かせたことと、OMP製のディープコーンステアリング、ウィランズ製ハーネスの装備というもの。ハーネスで赤色を選んだのは、スポーツエボリューションの純正シートベルトとのマッチングを考えてのものだ。

「自宅は本庄サーキットまでかなり遠いので、前泊をしています。それでもE30 M3 CLUB仲間と会えて、サーキットを走れるというのは、愉しいですね」

◎BMW LIFE (af imp LIFEシリーズ) (CARTOP MOOK)

12
すべて表示
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS