クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • オラ顔の国産ミニバンに疲れた貴方に! お洒落で走りも愉しめる欧州ファミリーカー6選
CAR
share:

オラ顔の国産ミニバンに疲れた貴方に! お洒落で走りも愉しめる欧州ファミリーカー6選

投稿日:

TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: Stellantis/Volkswagen/BMW/Mercedes-Benz

フォルクスワーゲン「シャラン」

 欧州ミニバンの中にはモデルライフが長いクルマが複数存在しているが、VW「シャラン」もそのひとつだ。なんと現行型がデビューしたのは2010年で、ゴルフ トゥーラン同様に時代に即した細かな仕様変更を実施することで、新車として通用するユーザビリティを維持している。

 ひと目でVWだと分かるシンプルなエクステリアデザインも時代遅れ感がないので、最初から長寿モデルとして販売することを前提として設計されているということだろう。

 そのようなシャランは、全席独立型の3列シートを採用しており、多彩なシートアレンジにより、自在に使える広大なラゲッジスペースを実現。大きな開口幅の両側スライドドアを装備しているため、乗り降りはもちろん、荷物の出し入れもラクラクで、趣味や遊びをとことん満喫できるクルマとなっている。

 乗る人すべてが快適に過ごせるゆとりある車内空間は車中泊にも使えるので、シャランは気が向いたときに「とりあえず出かけてみる」といった使い方ができる、機能的かつ身近なミニバンなのであった。

BMW「2シリーズ グランツアラー」

 本稿では走りがいい欧州ミニバンを勧めているわけだが、ピープルムーバーとして活用できるにもかかわらず、ボディがコンパクトなBMW「2シリーズ グランツアラー」もオススメしたいモデルのひとつだ。

 開口部の大きなドアとゆとりあるヘッドクリアランスによって並々ならぬ快適性も誇っている2シリーズ グランツアラーは、優れた機能性、広々とした室内空間、そして、BMWらしい駆けぬける歓び(ダイナミズム)といったすべての要素が融合したオールラウンダーだ。ステアリングホイールを握った者は、あらゆるシーンで想像を超えた走りのよさに驚かされることになる。

 それでいて、フロントからリアに至るまでのフレキシビリティをフルに発揮させることで、最大1820Lものラゲッジスペースが出現。実用性に優れた豊富な収納やアレンジ自在な2列目シートも備えている。オプションの3列目シートを使用すれば必要に応じて7名分の座席を確保することができるので、家族が多いファミリーにとって2シリーズ グランツアラーは非常に実用的かつスポーティなピープルムーバーなのであった。

 特徴的なキドニーグリル、フロントエプロン全体に沿って伸びる大型のエアインテーク、ロングホイールベース、ショートオーバーハングといったディテールを有している2シリーズ グランツアラー。パワフルなBMWツインパワーターボエンジン(ガソリン/ディーゼル)が優れたパフォーマンスを発揮してくれるので、オーナーの日々のカーライフをより刺激的なものにしてくれるだろう。

メルセデス・ベンツ「Vクラス」

 最後に紹介するのは、価格帯がグ~ンと上がってしまうが、メルセデス・ベンツ「Vクラス」だ。新車を購入する場合、一番安いグレードでも849万円(消費税込)からとなるが、モデルライフが長い欧州ミニバンの例に洩れず、現行型が発表されたのは2014年のことだった。

 長きにわたって大きいミニバンの覇者として君臨してきたVクラスは、2022年2月から全モデルに最新の2L直4ディーゼルターボエンジンを採用。これに9速ATの9G-TRONICを組み合わせている。

 日本で1998年に販売が開始された初代はFFだったが、「ビアノ(Viano)」という名で2003年に登場し、2006年に車名がふたたびVクラスに戻った2代目はFRとなり、3代目も後輪駆動を踏襲している。ボディが巨大だが、FRなので前輪の切れ角が大きく、小回りがきくのポイントだ。そのようなメルセデス・ベンツならではの走行性能で、街中から高速まで、すべての道で運転のしやすさを体感することができる。

 また、メルセデス・ベンツの途絶えることのない研究開発の歴史が生んだ世界最高水準の安全性能も備えており、上質な素材を使って細部に至るまで精緻に仕上げられた室内で絶大な快適性と安心感に包まれながら、どこまでも走ることができるだろう。

 クルマに話しかけるだけでさまざまな機能を簡単に操作できる対話型インフォテインメントシステムのMBUXも搭載しており、所有する歓びも存分に味わえるのである。

12
すべて表示
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS