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レクサス純正色のレッドが決め手! 小技が効いたダイハツ「タントカスタム」が「KING OF K-CARミーティング」総合優勝しました!

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

イベントに参加してハートに火がついた

 最初はクルマ好きの仲間同士が集まり、気軽な気持ちでドレスアップカーのイベントに参加。そこに参加するクルマの凄さに衝撃を受け、カスタムの世界にどっぷりハマッてしまうオーナーは少なくない。誰よりもカッコ良く、目立つことを考えていくなかで、他人との差別化を図って自分だけのオリジナルカーを求めてパーツを製作する。最初は参加するだけのドレスアップカーコンテストだったが、参加するなら頂点を目指したくなるのが人の性であろう。

総合優勝したのは「タントカスタム」

 ここで紹介するダイハツLA600S「タントカスタム」のオーナーである和崎岳男さんはまさにそのひとり。クルマを購入するまで何も知らなかったオーナーが、フルカスタマイズ車を作り、ついには「KING OF K-CARミーティング」において総合優勝を果たした。誰よりもカッコ良さを追求して作り込み情熱を注いだ、そのカスタムカーの歩みに迫る。

 全国各地の軽カーカスタムの猛者たちが集まるドレコンとして有名なのが、大阪のカスタムショップ、ハーテリーが主催する「KING OF K-CARミーティング」だ。このレベルの高いドレコンで見事に総合優勝の栄冠に輝いたタントカスタムは、どのようなカスタム歴を歩んできたのだろうか。

 一番最初の製作テーマは、ただ普通にイベントや通勤にも使えるカスタムカーとして市販のボディキットを装着し、エアサスをセットしてロワードした程度の仕様だった。しかし、ドレスアップカーコンテストに出るうちに次第に考えも変わり、よりオリジナル性の高いカスタムの方向を目指すようにエスカレートしていった。

 もともと、他人と被るようなクルマには乗りたくない性格だったので、ドレコン会場や街中でよく似た外装キットの装着車を見かけると、もっとオリジナルカーとしての主張を施したいと思いはじめる。ただ、多くの予算もかけられないので、カスタムはすでに装着しているパーツを無駄に使わず、これをベースにオリジナル加工のボディキット製作に挑んだそうである。

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