市販エアロキットをオリジナル加工
現在のタントカスタムは、スペック!製のエアロキットを装着している。フロントバンパー、グリル、サイドステップ、リアバンパーのフルキットをベースに、より立体的にメリハリを強める工夫が施されている。具体的には、エッジを立たせてプレスラインを強調する大幅加工を施している。
また、フロントフェンダーは約5cmワイドのFRP製オーバーフェンダーを自ら作ってセット。リアは、スライドドアの逃げを考慮しながら5.5cmワイドのオーバーフェンダースタイルを鉄板の切った貼ったで作り出してセットしている。
サスペンションはエアフォースジャパンのエアサスを使ってベタベタに車高を落として、オーバーフェンダーをより強烈にアピールしているが、もうひとつのポイントとしてホイールの選択がある。
最近のドレスアップホイールのトレンドは、段付きリムのホイールが主流になっているが、これだとどうしてもホイールが大きく見せられない。そのため、より迫力を重視するなら、段が無くリムが真っすぐに立ち上がるリバースリムの方がよりホイールを大きく見せる効果が高くなる。そこで、リバースリムのロールフランジを持つ、クレンツェ・エルマークラインフォルム(フロント8J×17、リア8.5J×17)をセット。
かなり考え尽くして製作された和崎岳男さんのタントカスタムだが、最近、ボディカラーも「ラディアントレッド コントラストレイヤリング」というレクサス「LC」純正色にオールペンしたことで、より華やかに目立つようになって大満足とのこと。しかし、これでカスタムが終わりというわけではない。今後はまだオーディオ系が未完成なので、ロックフォードのスピーカーとアンプを軸に魅せるオーディカーとして作り込む予定だそうだ。
すでにKING OF K-CARミーティングの頂点に立ったクルマであったが、この先もカスタムカーとしてさらなる高みを追求するという。
「まだまだ、やりたいことはたくさんあり、ドレスアップカーとしては道半ば、これからです!」と最後にコメントしてくれた。