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トヨタ「2000GT」に「ディーノ」「F40」など80台集結! 「神武さん東征ツーリングラリー2022プレ」とは?

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TEXT: 西川 淳(NISHIKAWA Jun)  PHOTO: Jun e Co. /岩上浩平/頼光和弘

日本神話をなぞり地産地消の絶品を楽しむツーリング

 スタートは宮崎神宮。トヨタ2000GTやディーノ246GTといったクラシックスを並べて交通安全祈願。オーナーたちは神職に率いられて本殿にて正式参拝だ。地元メディアの取材を受けたのち、プレツーリングがスタートした。

 まずは神武さんの生まれ故郷、狭野神社と皇子原(オウジバル)神社を目指した。スタートした頃から生憎の小雨模様に。それでも参加者たちはそれぞれの愛車を元気いっぱいに走らせる。なかでもF40のオーナーは圧巻。雨が激しくなっても果敢に攻め込んだ。雨中のF40なんて、1995年のスズカ50th以来だ。

 美味しい宮崎牛のランチを楽しんだのち、今度は霧島神宮を目指す。祭神は天孫瓊瓊杵尊。その曾孫が神武さんだ。夕方が近づく頃、ようやく雨が上がりはじめた。霧島神宮では太陽も顔を出す。さすがは天照大神のご縁ということだろう。

 夜、宮崎港から宮崎カーフェリーに乗り込んだ。2022年に新造なったばかりのフェリーの船内は快適のひと言。皆でちょっとした宴会を楽しみつつ、その日のドライブ話で盛り上がっていると、あることに気がついた。この日の参加者はみんな九州の人たちだ。みんな宮崎県でドライブを楽しんだことがある。

 今日のようなドライブは、本当は地元の人以外に楽しんでもらったほうがいい。逆に九州の人たちには大阪や和歌山や奈良をもっと知ってほしい。というわけで来年は、九州からエントラントを募った東征ラリーを関西エリア中心に、逆向きの凱旋ラリーも企画して関西からエントラントを募り南九州エリア中心に、それぞれルート選びをしたほうがいいということに!

 翌朝、神戸港に到着した。神武さんも東征では船を使っているけれど、彼は瀬戸内を進んだ。将来的には正確になぞってみたいとは思うがいきなりは難しい。まずは神戸に上陸して、そこから奈良を目指す。来年はせめて神武さんと同じように紀伊半島は熊野に入ってから奈良の橿原を目指したいと思っている。

 せっかく神戸に来たことだし、昨日は雨で思う存分走れなかったこともあったので、紅葉色付く芦有ドライブウェイを走ってみることに。日曜朝ともなれば神戸エリアの名車が集うことで有名なパーキングにクルマを並べてひと息つく。

 ランチ休憩を大阪市内のジーライオン赤レンガミュージアムでとったのち、いよいよ橿原神宮へ向けて最終のアプローチだ。九州の参加者たちは複雑怪奇な大阪の都市高速に戸惑いつつも、なんとか無事に奈良へと辿り着く。橿原神宮でも愛車を並べてお祓いし、参加者たちには正式参拝がとりおこなわれた。

2023年は11月初旬から中旬にかけて開催予定

 2日目の夜は明日香の里近くのホテルにて、翌日に開催される「大和三山クラシックカーフェスティバル」の前夜祭に皆で参加する。地元産の食事を楽しみながら長旅の疲れを癒した。

 3日目、絶望的な天気予報を見事に覆し、イベント会場は陽まで指してきた。クラシックカーやスーパーカーが80台近く集まっている。トヨタ2000GTボンドカーや新旧カウンタックなどレアモデルも展示され、九州のナンバーをつけたラリー参加者たちも展示に加わった。特別ゲストの吉田由美さんと筆者によるトークショーやジャンケン大会で会場は大いに盛り上がる。

 イベント閉会と同時にラリーチームが出発した。再び宮崎カーフェリーに乗って宮崎を目指すのだ。来年はこれが凱旋ラリーになる予定だ。

「神武さん東征ツーリングラリー2023」および「神武さん凱旋ツーリングラリー2023」はそれぞれ台数限定15台にて、11月初旬から中旬にかけて開催される予定。日本神話と地産地消の絶品に興味のある方はぜひ、参加をご検討いただければ幸いだ。

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