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キャンプ場で隣のサイトに引けを取らないクルマとは? プロが勧めるやりすぎ感のないアウトドアカーを厳選しました

ジープ ラングラーのフロントスタイリング

アウトドアで優越感に浸れるモデルを紹介

 アウトドア派に向くクルマは国産、輸入車を含め、SUVが最適と考える人も多いはずだ(実際にはミニバンも大活躍するが……)。国産車ならトヨタ「RAV4」アドベンチャーグレード、三菱「アウトランダー」、マツダ「CX-5」フィールドジャーニー、スバル「フォレスター」、「レガシィ アウトバック」などがその筆頭だ。

 RAV4 HV、アウトランダーならAC100V/1500Wコンセントも用意されているため、アウトドアでの電源確保、車内外での電化製品の使用が可能に。アウトドアライフを一段と快適なものにしてくれるところが大きなメリットになる。

デリカD:5は国産車のアウトドア適合度ではトップレベルにある

 そしてミニバンの皮を被った本格SUV(アウトランダーベース)と呼べる三菱「デリカD:5」が、荷物の積載性(3列目席格納時)、走破性ともに、意外にも国産車のアウトドア適合度ではトップレベルにあると言っていい。

 走破性は本格SUVに等しく、アウトドアグッズを余裕で積み込める大容量ワゴン的な使い方もできる。左右のスライドドアを開ければ、2列目席はアウトドアフィールドの大自然の中の解放感あるテラス席にもなりうる。

 これはSUVのヒンジ式リアドアでは叶わないこと。最新モデルは走行性能も素晴らしく、高速走行はもちろん、山道だってスイスイと安定感抜群に走ってくれるのだ。クリーンディーゼルエンジンのみだから、経済性にも優れている。

 が、アウトドア用品、キャンプ用品にこだわり、輸入アイテム、ヴィンテージアイテムを多用するような人なら、アウトドアに乗っていくクルマも人とはちょっと違う、高級な輸入SUVでキメたいと思っても当然だろう(AC100V/1500Wコンセントはないが……)。

輸入車のSUVは選び放題だった

 輸入SUVは世界的なアウトドア、SUV、クロスオーバーSUVの盛り上がりもあって、各メーカーともにもはや販売の主力にもなっていたりするから車種も豊富(超高級車メーカー、スポーツカーメーカーだってSUVを出している)。

 ある意味、選び放題なのである。しかし、ロールス・ロイス「カリナン」、ベントレー「ベンテイガ」、レンジローバー、メルセデスAMG「G63」といった2000万円級の超高級SUVというのはちょっと気が引けてしまう人も多いだろう。

 上記のSUVは都会、六本木、銀座、青山、そしてSUVにして一流ホテルのエントランスに似合い、高速道路を威風堂々と駆け抜けるのに最高最強なプレミアムSUV……なんて勝手に思ったりする。

 アウトドアの国でもある北欧のボルボ「XC90」は、内外装ともにスカンジナビアデザインの洗練度が際立ち、土埃には似合わなさそうだ。キャデラック「エスカレード」も、ラグジュアリーを追求したSUVであり、大統領専用車気分を味わうならともかく、やはりアウトドアシーンではやりすぎ感ありと個人的には感じてしまう。

 では、輸入車でアウトドアに違和感なく似合い、しかも高級路線かつギア感ある、キャンプ場などで注目されるクルマは何か?

ランドローバー ディフェンダー

 例えば、ランドローバーならもっともタフな印象を発散する「ディフェンダー」、そしてランドローバーのエントリーモデルながらそのブランドが世界的に通用する「ディスカバリー」あたりが適役のように思える。ディスカバリーは2/4ドアが選べ、アウトドアに出かける人数によって選択しやすいところもポイント。カッコ良さなら90、使い勝手なら110になるだろうか。

 アウトドアが盛んで伝統的なアウトドアギアブランドも多い英国車というところも、マニアの心をくすぐり、アウトドアフィールドでも一目置かれることは間違いない。

ジープ レネゲード/ラングラー/グランドチェロキー

 そしてもう一方の注目車はアメリカンSUVだ。ジープ「レネゲート」、「ラングラー」、「グランドチェロキー」などがラインアップされるが、やはりラングラーがアウトドアに似合う度では、デザイン、走破性を含めて最強だろう。

 ただし、デザインや操縦性、乗り心地のワイルドさもまた最強だから、普段使いとしての高級感、ジェントルな迫力、存在感を合わせて狙うなら、アウトドアフィールドでも文句なしに優越感に浸れるクラス、ブランド、デザイン性を持つランドローバーのディフェンダー、ディスカバリーあたりが優位に立ちそうだ。

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