やりすぎない寸止めカスタム
車高は、ハイリフト仕様として9インチアップを達成。アーム類は問題ないが、ここまで持ち上げるとドライブシャフトにかかる負担が大きくなるので対策が必要になるとのこと。ホイールは16インチのMKWを装着、タイヤはBFグッドリッチの265/75を組み合わせている。
本当はもっと大きいタイヤを履かせたいが、これ以上タイヤを太くするとスライドドアに干渉してしまう。これがミニバンをベースにしたクロカン仕様の悩みどころで、より迫力を出せるファットタイヤを履かせるには、ボディの大幅加工が必要となる。ライムさんも、ボディ加工を施そうか悩んだが、それをやり始めると、どこまでも突き進んでしまう性格なので、あえて現状でとどめているそうだ。
昭和スタイルの何たるかについては、雰囲気そのものを総称してそのように表現しているので、具体的な説明は難しいそうだが、カスタム面から紹介していこう。
ロードハウスのグリルガード、その内側にマウントするダブルフォグ、極太パイプで作ったルーフラック、そこにマウントしている5連丸型フォグランプ、さらにトラック仕様のラッパを装着しデューリーマーカーを追加するなど、カスタムパーツの選び方と取り付け方の相乗効果によって昭和スタイルを醸し出しているといえる。
わかる人には伝わる昭和スタイルのハイリフトデリカD:5。見た目のカッコ良さはもちろん、走行性能についても、悪路をガンガン攻めて楽しめるだけの性能が与えられている。
現在はライムさんの影響で息子もジムニーをクロカン仕様にして乗っているということ。父親の影響もあって、そのジムニーの仕様もデリカ:5によく似た感じになっているとのことだった。