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「インプレッサ」や「ランエボ」のリプレイスタービン登場! 「クスコ」がなぜエンジン関連パーツを作るのか?【東京オートサロン2023】

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: AMW編集部

ヤングタイマー世代の名車に乗り続けるためのクスコの提案

 東京オートサロン2023のクスコ(CUSCO)のブースは、新製品がたくさんありすぎて何から紹介したらいいか迷ってしまうほど。まず、デモカーの1台、スバル「インプレッサ22B STiバージョン」のレプリカの関連部品から見ていこう。

エンジンまわりのリプレイスパーツを続々投入

 これは1998年に限定400台で発売されたインプレッサ22B STiバージョンのレプリカ。ベースはスタンダードなGC8で、それにワイドボディキットを装着し、限定カラーのソニックブルーマイカでペイントを施している。エンジンとトランスミッションはVAB型WRX STIのものを流用している。

 このインプレッサのように、ヤングタイマーの名車をいつまでも乗りたいと思ったとき、もうパーツが手に入らない、あるいは純正部品の価格が高騰しすぎて、手が出せないといった悩みがある。そうした現状を踏まえ、これまでシャシーやボディ関係をメインでやってきたクスコが、ついにエンジン関係のパーツにも本格参入することとなった。

 その目玉が、クスコ純正リプイレスタービンだ。ランエボやインプレッサの純正同等の完全互換品のタービンを高品質、低価格で製品化。またこの純正リプレスタービンとは別に、ノーマル+αの「アップグレードタービン」も取り扱い製品で用意する。排気系ではこのほか、純正品の値上がりがとんでもないことになっているキャタライザーや、純正補修用マフラーも製品化された。

軽のリフトアップ車高調も投入予定

 クスコブースの説明スタッフはこう語ってくれた。

「クスコのリフトアップサスペンションでGR86をSUV風に仕上げた『GR86クロスオーバーコンセプト』や、Rocket Bunny製のオーバーフェンンダー・ボディキットで迫力を増した『フェアレディZロケットバニーバージョン』(RZ34)、ダイハツ・ハイゼットのハイリフト仕様のデモカーを見ていただければわかる通り、クスコは新型車両のための新しいコンセプトのチューニングにも力を入れていきますが、同時にかつての名車も楽しみたい。そのためには、無いものは作るというクスコの精神から、持続可能なカーライフにつながるよう、今回、これらのパーツの製品化にも乗り出しました。別途、ハコスカやブルーバード、AE86などのための『クスコ旧車パーツ』のラインアップも充実を図っているところです」

新旧とわずクルマを長く楽しむアイテムを充実

 実際、リコンディションに役立つダイレクトイグニッションなども新製品として展示されていたほか、クスコの高性能ブラケットとの組み合わせで、走行時に起こるボディの変形や振動を抑制し、車両挙動の安定性を向上させるモーションコントロールビーム=S-MCBストラットタワーバー(2023年夏頃発売)や、トヨタ車ではすでに実績のあるドアスタビライザーの展開も楽しみでならない。

 そのほか、透明フィルムでタイヤからの砂利や小石の跳ね上げによるサイドステップ部のキズを防止するプロテクションフィルムなども、クルマを長く楽しむためのツールとして、注目しておきたい新製品だった。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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