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迫力の「ワークスフェンダー」のロータリー「シャンテ」は誰が作った? シャシーはマツダ「ロードスター」でした

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

ワイドボディに釘付け!

 2022年の東京オートサロンで、ボディに当時物のワークスフェンダー改とチンスポイラーが付いた郷田鈑金サバンナワゴン with team 絆&雨宮(ロータリーエキシビションが出展者)の雄姿に惚れ惚れしてしまった。今年も期待していたら、大迫力かつ愛らしいフォルムのシャンテがしっかりと鎮座していたのだ。

 キャンディブルーのボディと黒いオーバーフェンダーのコンビネーションがカッコよく、東京オートサロン2023の会場でたまたま前を通りかかった人も思わず撮影していた。

 出展者名/RE雨宮として飾られていたので、東京オートサロンの会場でもSNS上でもアマさんの作品だと思っている人がいるようだが、これは郷田鈑金が製作したクルマである。

「人気漫画の、よろしくメカドックに登場したロータリーシャンテ。アマさんを知るきっかけになりました。いつかは造りたいと思っていたロータリーシャンテをアマさんからアドバイスをいただきながら自分なりにアレンジして製作しました」とのこと。

エンジンはRE13Bを搭載

 ベースとなったのは1973年式のマツダ シャンテで、ロータリーエンジンのRE13B(排気量:654×2cc)を搭載。このコンパクトかつ力強いパワーユニットにトラストTD06-20Gターボチャージャー、RE雨宮インタークーラー、FC3S用オイルクーラーなどを組み合わせている。

 排気系はフジツボ製マフラーを装備し、トランスミッションは5速MTだ。サスペンションは特注のENDLESS Functionで、デフはMAZDASPEED。ブレーキは、フロントがENDLESS 4ポット特注キャリパー/ローター&ブレーキパッド、リアがNAロードスター用ENDLESSブレーキパッドだ。ENDLESSのブレーキホースも装備している。ホイールはワタナベ エイトスポークRタイプで、サイズはフロントが7.5J-13-3.5、リアが8J-13-6。タイヤはYOKOHAMA ADVAN A539で、前後とも175/50R13だ。

 なんとボディはNAロードスターのシャシーと足まわりをシャンテに合体させたのだという。そうやって完成した車体に上記のメカニカルコンポーネンツを組み込み、外装はワンオフワークスタイプフェンダー、チンスポイラー、リアスポイラーを装着したのであった。

 かつてRE雨宮が製作した歴代ロータリーシャンテとはまた違った方向性で仕上げられた郷田鈑金ロータリーシャンテ with team 絆&雨宮も、新たな伝説を紡いでいくかもしれない。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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