幕張にゴールドのZが舞い降りた!
2022年4月にビッグマイナーチェンジを敢行し、大きな話題を呼んだ日産「フェアレディZ」を、老舗チューナー「トップシークレット」がいち早くチューニングして東京オートサロン2023へ展示した。
本格エアロを身にまとい迫力満点
お家芸といえるパワー系こそまだこれからという状態だが、全身にまとったドライカーボンのエアロパーツ、専売モデルのOZ製ホイールなどが装着されている。ボディカラーは「トップシークレットゴールド」で、今回は従来の塗装ではなくラッピングで仕上げたという。
現時点でメインとなるのはエアロパーツだ。フロントはハイスピード域でノーズを地面へ押し付け、安定したハンドリング実現するリップスポイラーや、エンジンルームの熱気を効率よく排出するボンネットを装着。また、フロントフェンダーも後方にダクトを設けることで、空気を抜き、いわゆるパラシュート状態になるのを防ぐ効果を持つ。
リアではトラクションを稼ぐ大型のウイングと、マッシブな印象を強く与えるオーバーフェンダーをセット。すべてのアイテムが圧倒的な軽さと強度を誇るドライカーボン製で、ストリートはもとより大きな負荷のかかるサーキット走行でも、フェアレディZのポテンシャルを引き出してくれるに違いない。
トップシークレット専売のOZフッツーラを装着
そして足もとを飾るホイールにも注目。OZレーシングが復刻させた往年の人気モデル「OZフッツーラ」で、トップシークレット専売であることを示すロゴが刻まれる。
オーソドックスながら力強さをアピールする5本スポークの奥には、R35 GT-R用のブレーキが装着され、強烈に存在感をアピールしている。足まわりはステージを問わない優れた運動性能と、しなやかな路面追従性で快適さをも併せ持つ車高調、HKSの「ハイパーマックスS」をチョイスしローダウンした。
室内はオリジナルの高級感あるフロアマットと、GT-Rで人気のパドルシフターを取り付けている。エクステリアとフットワークから手を入れた新型フェアレディZ、今後はどのような進化を遂げていくのだろうか。国内のみならず海外でも圧倒的な知名度を誇る、名門トップシークレットの手腕に期待したい。