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荷室が伸び〜る!? ダイハツ「ハイゼットトラック・ジャンボ」の室内を拡張したら楽しい未来が待っていました

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TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: 佐藤幹郎/AMW編集部

  • コペンクラブスポーツとハイゼットトラック・ジャンボ エクステンド
  • ハイゼットトラック・ジャンボ エクステンドのフロントマスク

軽自動車で叶えるモータースポーツの新たな世界観が面白い

 すっかりダイハツのフラッグシップカーとなったコペン。2代目の登場(2014年6月デビュー)からすでに9年弱が経つにも関わらず、貴重な軽自動車の2シーターオープンカーとして高い人気を継続している。そんななか、ダイハツがコペン・セロをベースにしたモータースポーツテイストたっぷりのコンセプトカー「コペン・クラブスポーツ」を東京オートサロン2023で披露した。

コペンクラブスポーツとハイゼットトラック・ジャンボ エクステンド

 注目は、昔のカフェレーサーを彷彿とさせるボディにあしらわれたレーシングストライプが、センターコンソールを駆け抜けるかの如くコクピットを貫通。そのスタイリングは内外装に一体感を与え、ボディカラーは戦闘機をイメージしたミリタリーテイストのグレーがチョイスされるなど、昨今のトレンドがしっかり押さえられている。

 装着パーツはダイハツのカスタマイズブランド「D-SPORT」のアイテムがコーディネートされ、コンペティショナルなスタイリングながらセロの愛嬌あるフロントマスクも相まって、愛らしさとスポーツ性との両立はコペン・セロ故の成せる業だ。軽自動車でサーキット走行を楽しむ人も多く、プライベーターとしてレースをエンジョイする人にとってカスタマイズのお手本となること間違いなしだ。

軽自動車ベースのモーターホームは2.6mの荷室長を実現

 このコペン・クラブスポーツとともにダイハツブースをモータースポーツ色で彩ったのが、「ハイゼットトラックジャンボ・エクステンド」だ。このクルマのコンセプトはダイハツが誇る軽自動車をベースにしたモーターホームの具現化にあり、サーキット走行を念頭にカスタマイズされたコペンの相棒として企画した。

 特筆すべきは、エクステンドの名が表すようにハイゼットトラック・ジャンボの箱(荷室)をスライドさせることで、荷室長を最大2.6mにまで拡張でき、その広さはトヨタ・ハイエース(標準ボディ)の荷室長(3m※後席折り畳み時)に匹敵する。現状はあくまでもコンセプトモデルということで残念ながら市販化の予定はなさそうだが、車両のカラーリングを担当した里館(さとだて)さんに話を伺うと、なんとも夢のある話が広がる。

「コンセプトはサンデーレースをコペンで楽しむときに、ダイハツとしてどんな提案ができるのか? でスタートしました。そこで大人ひとりでも荷室をスライドできて、室内が拡張できるクルマがあれば未来は楽しいし、感覚的なものからスタートさせたのです」と、企画の意図を説明していただいた。

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