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マツダ「RX−3」のオープンモデル? いいえ「ロードスター」ベースの「RX-Cabriolet」でした。NATSの力作です

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

学生たちで協力して作り上げた力作

 ボディ加工や細かい細工は学生達全員で協力し合って製作。フロントマスクはNDロードスターのボンネットが丸くなっているので、フラットになるように成形。バンパーはレインフォースメントにアングルを組んでRX-3のフロントフェイスがしっかり収まるように固定。

 フェンダーは途中までがアルミで、フロントセクションはほぼ鉄板仕上げになっている。なぜアルミ板を使わなかったかといえば、純正フェンダーが鉄板で作られていると思い込んでいたからだそうだ。作業を進める段階でアルミフェンダーだと気づいたらしい。

 また、オーバーフェンダーも鉄板で成形し、実際のサバンナワークスオーバーフェンダーよりも大きくなっている。実はこれ、本当はもう少し小さくする予定だったが、ホイールを入れたらキャリパーが当たってしまい、スペーサーを入れて外側に出した影響で、ワークスフェンダーをこの大きさにするしかなかったと話してくれた。

 それ以外にも学生達の工夫はたくさんあり、箱車感を強調するために、リアクォーターも鉄板で形を作り、オーバーフェンダーとのバランスを考えて絶妙なラインで湾曲させて絞り込んである。

 また、リアはトランクも含めてほぼ全て鉄板で作り直し、オープンカーならではの幌はちゃんと使えるように残しているのもポイント。大胆かつシンプルな造形のリアには、グランドファミリアのテールランプを移植。本当ならRX-3用を使いたかったが、近年の旧車ブームによるパーツの高騰のあおりを受け、中古で安かったグランドファミリア用にしたという事だった。

 様々な企業の協力もあって完成したNATS「RX-Cabriolet」と名付けられたサバンナRX-3顔のNDロードスター。その完成度はとても高く、スタイリング、カラーリング、アイデアも含めて実に見事なカスタムカーであった。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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