子どもが大きくなってソロキャンの頻度が上昇中
今回の「JAC関東の集い」には娘のサキちゃんと参加していた池田さんだが、今後はどんなキャンプスタイルへと進化していくのだろうか?
「長男が中学生になり、部活や友人と遊ぶことが多くなってしまいキャンプに付き合ってくれなくなりました。少し寂しいですが、これも子どもが成長した証。さらに頼みの綱の娘も11歳になりましたから、どれくらい一緒にキャンプが楽しめるかが不安です(笑)。
そんなこともあり、最近ではソロキャンプの頻度が上がっています。自分ひとりでのキャンプはグループキャンプやファミリーキャンプとは違って静かに過ごせるのは大きな魅力だと思います。寂しさを楽しさと感じることができればソロキャンプも味わい深い。でも、自分のペースで過ごせるので“食べられれば何でもいいかな……”と料理が手抜きになってしまうのが難点ですね(笑)。
じつは昨日も朝霧高原でソロキャンプを楽しんできたのですが、ここ最近はキャンプ場をベースキャンプとして登山をするようになりました。登ったのは標高2000m程の毛無山ですが、冬登山はかなりの苦行修行ですね。登頂までの一歩手前でアイゼンを忘れたことに気がついて、後ろ髪を引かれる思いで9合目から引き返してきました。登山は安全第一ですから……。でも“ガチ”な登山にシフトする気は今のところありません。最低限の荷物を入れたザックひとつでテン泊(テント泊)するスタイルに憧れているだけです(笑)」
キャンプ場をベースにしたアドベンチャーを楽しむ
四半世紀もキャンプを楽しんできた池田さんだが、今後はキャンプをベースにした「遊び」にも力を入れて行きたいと語る。
「私のキャンプは“くう、ねる、遊ぶ”がモットーですが、今後は“遊ぶ”というアクティビティを強化していきたい。キャンプの遊び道具としてカヤックを楽しんでいるのですが、昔は毎週のように富士五湖や長瀞などに出かけていました。でも、最近は出番が少なくなっていたので、これからはキャンプ場をベース基地にしてカヤックで冒険の旅に出てみたいですね。静かな湖面へと漕ぎ出し、カヤックから眺める風景は格別です」
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グルキャンからファミリーキャンプへ、そして子どもたちの成長によってソロキャンへとスタイルを変えてきたキャンプの達人。自然を愛する池田さんの素晴らしきキャンプライフはこれからも続いていく。