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昭和懐かしアイテムがナビと連動して復活! トヨタ「ハイエース スーパーGL」がカリフォルニアルックで誕生しました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

西海岸の雰囲気にハイエースをカスタム

 一方、角型四灯ヘッドライトにメッキ製グリルと大型バンパーが特徴の「Carica(カリカ)」のネーミングの由来は、「カルフォルニア ドリーミング カー」。自由に生きること、青い空と海と共生することをコンセプトに、カルフォルニアビーチの世界観をイメージ。

 実用面でも広いキャビン空間を生かし、趣味やレジャー等さまざまな用途に対応できるマルチビークルとして製作された。

 ベースはトヨタ「ハイエース スーパーGL」である。外遊びを中心としたアウトドアカーライフを楽しむために、室内には車中泊用の専用ベッドキットを設定。どこに出かけても足を伸ばしてくつろげるプライベート空間を確保できる作りになっている。

 また、カーオーディオについてもアルパインの大画面フローティングナビや、前後方向ドライブレコーダー機能付きデジタルインナーミラー、そして高性能スピーカーなども設定。これらはオプションで様々なモデルを選べるようになっている。

 オーディオ系の注目パーツはAピラーにセットするアルパイン独自のアンビエントライト付きツィーターだ。今回、参考出品されていて、ナビの案内に合わせて曲がる方向をオレンジ色に点滅させる機能を持っている。これによって、ナビ画面を直視することなくドライバーに直感的に曲がる方向を伝えてくれるというわけだ。

 この機構、大昔に流行ったリアトレイに置くスピーカーとウインカーを連動させたものを思い出す人も多いだろう。懐かしのシステムを逆転の発想で蘇らせたアイテムは、昭和世代にとっても注目のアイテムといえるだろう。

* * *

 旧き佳きアメリカンカルチャーを表現し、オーナーのこだわりをお洒落に表現するHavana(ハバナ)とCarica(カリカ)。異国情緒を感じさせながら、懐かしさのあるデザインと現代のクルマにはない武骨で力強いスタイルの融合が、とてもカッコよくて輝いていた。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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