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洗車のついでに必ずやるべき手入れとは? 愛車を美しい状態でキープする簡単メンテ術をお教えします

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: AMW編集部

愛車のコンディションは洗車ついでに保てる

 愛車に末永く、そして調子よく乗り続けたいもの。そのためには手入れが欠かせないのだが、気を張ってあれこれやるのも疲れるというか、長続きしないのもまた事実。かといって、ヘタったところで一気にやるのも費用も手間もかかるだけ。ということで、普段から洗車のついでにやれる、長命術を紹介しよう。

塗装は洗車で劣化を防ぐことができる

 長期的に見るとボディ、つまり塗装の劣化はできるだけ進行を遅くしたいもの。塗装というのは樹脂なので、見た目のイメージほど強くなく、劣化は確実に進む。では、この進行をどうしたら遅くできるのかというと、まずは洗車。これは単なる美観のためではなく、汚れという不純物を取り除くためでもある。

 そのため、細かい部分まで気を配りながら洗っていくことが大切。たとえばフェンダーまわりなどに泥が入り込んでいることがあるが、そのままにしておくと水分を含んでいるためそこから腐食しやすい。

ワックスやコーティングで塗装を保護する

 塗装が劣化すると基本的には元に戻せないだけに、被害は甚大だ。場合によっては全塗装が必要になることもあり、一般的にはそこまで手間はかけられないので、手放すことにもなりかねない。ワックスもしくはコーティングでもいいので、しっかりと塗装を保護してやることが大切。たとえば10年というスパンで見た場合、その違いは如実に現れるほどだ。

保護ツヤ出し剤を塗ったりゴム類

 ワイパーゴムのような交換が前提のものは別に構わないが、窓枠などは交換するのは大変だし、ゴム類は部品供給が早く止まることが多い。製造中止になってから、デッドストックなどを探すのはとても大変。しかも車種ごとで、流用が効かないのも悩みのタネである。

 そこで延命措置が重要となる。方法としては保護ツヤ出し剤を塗ったり、シリコンスプレーをかけてやるといい。ゴムが劣化する原因としては、油分が抜けるというのが大きいだけに、効果は確実にある。筆で塗り込むという猛者もいたりするほど。未塗装の黒い樹脂部分も同様に対処したい。

ガラス類は定期的にクリーナーでキレイにする

 ガラスは劣化しないだろうと思うかもしれないが、次第に白ボケしてくることがある。ただしこれは避けられないので仕方がないとして、防げるのは細かいキズだ。キズの原因は表面に付いた砂などで、これがワイパーに引きずられたり、走行風によって表面を移動することで細かなキズが付く。

 細かいキズなので視界が低下するというほどではないものの、ボケた感じに見えるようになるので非常に気になってくる。交換するとなると高いだけに、こまめにガラスクリーナーを使ってきれいにしてやること。ウインドウウォッシャーで洗い流すのは砂やホコリが結局はワイパーで引きずられることになるので、避けることが大事だ。

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