A PIT オートバックス東雲の「アバルトナイトミーティング」に潜入
オートバックスのフラッグシップ店舗「A PIT オートバックス東雲」では、店舗内に「アバルト595」用のカスタムパーツを揃えたコーナーを用意し、デモカーも製作するなどアバルトに力を入れている。そのA PIT オートバックス東雲の立体駐車場2Fで、月1回のペースで開催されているのが「アバルトナイトミーティング」だ。参加は自由で、ラボーノ、ASSOなどのデモカーも展示。2022年12月のミーティングでアバルトを愛するオーナーたちを直撃してきた。
NC型からの乗り換えでND型より希少なアバルトをチョイス
マツダとフィアットとの技術提携によりND型「ロードスター」をベースに開発された「フィアット124スパイダー」(日本未導入)に、さらにチューンを加えたモデルとして2016年にデビューした「アバルト124スパイダー」。エンジンは、フィアット製の1.4Lマルチエア4気筒ターボエンジンが搭載されている。そんなND型ロードスターと深い関係にあるアバルト124スパイダーに、NC型のロードスターから乗り換えたのがオーナーのすずきさんだ。
「最初はNDロードスターが欲しかったんですけど、NDベースでイタリア車、アバルトのちょっと騒がしくてやんちゃな感じも好きだったので、そのエンジンが載ってるなら楽しそうかなって思って。アバルトは595とかは知ってたんですけど、この124スパイダーはちゃんと調べるまで知らなかったんですよ。NDだったら5年とかたってもタマ数があるんでいつでも乗れると思うんですけど、これは今買わないと良い個体が無くなるなと思って、購入しました」
元ロードスター乗りはアバルトに何を感じる?
2020年にすずきさんが購入したのは、走行距離8000kmの2017年式モデル。購入後はASSOのスプリングで車高を下げたほか、マフラーカッターなどのカスタムを行い、現在のオドメーターは6万kmをオーバーしている。
ところで元ロードスターオーナーにとって、アバルト124スパイダーとはどんなクルマなのだろうか?
「NDにも乗ったことがあるんですが、NDの軽さに対してこっちは重くはないんだけど、どっしりした感じがあって、シフトフィールもガチっとした感じですね。たしかにNDも乗りやすいんですけど、こっちの方がすごく気に入っちゃったって感じです。
ターボである分、加速は2LのNAだったNC型よりこっちの方がいい感じはします。馬力は170psで一緒なんですけど、トルクがあるので、クネクネしたところだとこっちの方が速いかな。スポーツモードなら2000回転以上回っていれば、いつでもスコンと加速してくれます。サイズもいいし、これ以上パワーあっても使いどころもないですしね」
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常時スポーツモードで、基本的にオープンで走っているというすずきさん。アバルト124スパイダーの購入後もNDに乗る機会があったそうだが、どのように感じたのだろうか。「全然満足できなくなってて、これは手放さないかなって思います」