A PIT オートバックス東雲の「アバルトナイトミーティング」に潜入
オートバックスのフラッグシップ店舗「A PIT オートバックス東雲」では、店舗内に「アバルト595」用のカスタムパーツを揃えたコーナーを用意し、デモカーも製作するなどアバルトに力を入れている。そのA PIT オートバックス東雲の立体駐車場2Fで、月1回のペースで開催されているのが「アバルトナイトミーティング」だ。参加は自由で、ラボーノ、ASSOなどのデモカーも展示。2022年12月のミーティングでアバルトを愛するオーナーたちを直撃してきた。
オープンのアバルト500Cに初めて設定された5速MTモデル
学生の頃にショップに置いてあった、ロメオフェラーリスのキットが組み込まれたワイドボディのアバルトにひと目惚れして以来、アバルトの購入を検討していたショウ平さん。その間にボルボXC60を挟んで、2年前に念願のアバルトを購入。そのモデルは2012年に発表された、「アバルト500C グリージョ レコード」という限定モデルだ。
グリージョ レコードは、新色のガンメタリックのボディカラーにちなんだ名称で、ブラウンレザーのインテリアと、ダークグレーのホイールなどを特別装備したモデル。そして国内で初めて、オープンモデルの500Cに5速MTを搭載したことでも話題となった。ショウ平さんが購入したのは、国内で30台のみ限定販売された500Cの2013年モデルだ。
「ショップにふらっと入ったらこれがあったのです。限定30台であまり知られていないグレードだったので、ちょっといいかなと思い購入しました。これも巡り合わせですね」
手に入りにくいパーツをチョイスしていきたい
ノーマルの状態でグリージョ レコードを購入したショウ平さんは、このクルマを自分好みの仕様に仕上げている。その大まかなコンセプトは、気持ちよく走るためのパーツ選びと、アバルトのワンメイクレースで使用されていたホイールなど、あまり他人が付けていなくて手に入りづらいパーツをセットするというもの。
現在ではレイズのCE28Nホイールのほか、ダクトレーシングのオリジナル車高調、ASSOのエアクリーナー、スリーハンドレッドのレーシングマフラー&ECU、レカロのSR-7 GU100、サベルトSW-290(ベルトではなくステアリングだ)、ラボーノのボディ補強などがセットされている。
もっとレーシーな演出をして楽しみたい
ところで、ショウ平さんにとってずっと憧れだったアバルトの魅力は、どんなところにあるのだろうか?
「ボディも小さくて、操ってる感があって楽しいですね。じゃじゃ馬というか、いじり方によって方向性も色々変えられますし。全体的なボディのバランスや、見た目的なところもいいんです。124スパイダーも考えたのですが、ぱっと見の可愛さとピッコロモンスターな性格も好きだったので、やっぱり500になりましたね」
そんなショウ平さんは、現在このグリージョ レコードのあるプロジェクトを進行中だという。
「純正の内装はブラウンレザーなのですが、もっとレーシーにしたくて黒い内装に持っていってる最中です。フィアット純正のインナーパネルを購入して交換したほか、シートもフルバケでレーシーなヤツを入れようかと思っています。イタリア車って内装は赤とかお洒落にしてると思うのですが、せっかくアバルトっていう過激なクルマに乗っているので、もっとレーシーに見た目的にも楽しく乗れるようにしたいです」