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反響次第では市販化も⁉︎ いつかは「クラウン」でキャンプに出かけたくなる「アウトドア・コンセプト」の本気度とは

反響次第では市販化も⁉︎ いつかは「クラウン」でキャンプに出かけたくなる「アウトドア・コンセプト」の本気度とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

アジャイルに市販化して欲しい!

 また、フロントにはオリジナルアルミスキッドプレートやLEDライト、けん引フックを装備。ルーフにアルミ製キャリアを載せ、リアにはヒッチメンバーも付けている。

 これらの装備の中でAMWがとくに注目したのがクラウンの証である王冠マーク入りのマッドガードだ。今回提案された新型クラウンにはワイルドなイメージを与える装備が数多く採用されているが、クラウンにマッドガードスタイル自体が異色であるだけでなく、さらに、そこには純正の証である王冠のロゴまで入っているのだから、意外な組み合わせが良い意味で目を引くアイキャッチになっている。

 デザインを担当したトヨタ自動車・新井さんは次のように話してくれた。

「今回は、クラウンの新たな可能性を見せるために装着させるパーツも含めて選定し、総合的にパッケージングデザインしました。ただのオフロード車っぽい仕上げ方ではなく、より現実に沿ったスタイルとして、アウトドア車ならではの雰囲気を持たせつつも、クーペスタイルの持つスポーティ感を損なわず、また、日常生活を含めたライフスタイルを豊かなものにしてくれる1台として設計、デザインしています。

 このクルマでは様々な使い方を想定して、通常のクラウンには採用していない機構として、シートバックを倒し、トランクスルーで長尺物も積める設計にしました。スポーティなクーペスタイルゆえに、荷室スペースの確保がむずかしいんですね。それをカバーする意味で、トランクスルー方式に加え、ルーフにはキャリアを取り付けて、必要に応じて物を積載できる便利さ、さらにはスマートなカッコ良さを引き出しました」

 今後については、これを正式に出すかは反響しだいということ。現在、トヨタはアジャイルな進め方で開発に取り組んでいる。ユーザーの意見を聞き、そのニーズに素早く対応する姿勢で良いクルマを生み出す努力を行っているだけに、新時代を切り開くクラウン・アウトドア・コンセプトの展開には期待したい。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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