3)バスコン
「バス・コンバージョン」の略で、文字通り小型バスやマイクロバスを改造したタイプ。前述のキャブコンと違って、元々人間を載せるバスを改造しているので乗り心地が良く、動力性能も優れている。長距離ドライブも快適だ。また、サイズも大きいので、後ろにド~ンとセミダブルベッドとか、豪華なダイニングとか、余裕の装備が搭載できるのも特徴だ。また上級クラスとなるためゴージャスな装備が自慢で、巷で「いつかはバスコン」と言われているのもうなずける。
但し、その一方で車窓からの眺めを優先するバス故に広い窓が多いので、その分、しっかりと断熱対策をしないといけないのも事実だ。キャブコン同様にボディをカットして、独自の居住区を架装したタイプなら、断熱問題も解決。さらに自由度もアップする。
また、「バスコンは良いけど、買う金もないが停める場所もない」と、一般庶民が嘆く経済的問題と、駐車場問題などもある。バンコン同様に、あからさまにキャンピングカーだとは分からないが、違った意味で目立って、幼稚園バスの運転手さんに間違えられる恐れもある(冗談)。
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どのタイプのキャンピングカーにも一長一短ある。そして、長い人生ではその都度、条件も変わってくる。途中、ライフスタイルが変わったり、家族が増えたり減ったりもする。宝くじが当たって憧れのキャンピングカーが買えたり、奥さんが気に入っちゃったキャンピングカーを選択することになったり、郊外の駐車場付き一戸建てに引っ越して大きなキャンピングカーが駐車できたりなどなど。
幸いなことに、キャンピングカーは普通車に比べてリセールの条件も良く、思ったよりも高く下取りして貰えるので、それを元手に、比較的簡単に違うクルマへ乗り換えられる。むしろ、悩む時間があったら、より良いキャンピングカーライフを過ごすために、即、乗り換えた方が良いとも言える。「失敗した!」と思ったら、簡単に何度でもやり直せる(はず)。そこが結婚との大きな違いなのだ。