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ホンダ新型「ステップワゴン」にポップアップルーフを装着! 大人4名就寝可能な便利「キャンピングカー」を紹介

通常のキャンピングカーとは違い、例えるなら多目的レジャーファミリーワゴンといえるかもしれない

国内最大級のキャンピングカー展示会開催

キャンピングカー専門メーカー70社、展示車両300台以上が一堂に会す国内最大級のキャンピングカー展示会「ジャパンキャンピングカーショー2023」が幕張メッセで開催された。その年の話題のモデルが登場するイベントとあって、今年も魅力的なモデルが勢揃い。その中でAMWが最初に注目した1台が新型ステップワゴンにポップアップルーフを装備させた「ホワイトハウスDECK ONE(デッキワン)」である。

新型「ステップワゴン」にポップアップルーフ誕生

1996年に初代が登場してから27年。2022年、ホンダの大人気ミニバン「ステップワゴン」はフルモデルチェンジを果たし、新たな時代を切り拓く6代目へとシフト。そんなステップワゴンをベースにホワイトハウスが、ポップアップルーフによってアウトドアレジャーを含めて幅広く活用できるモデルを製作した。

ホワイトハウスDECK ONE(デッキワン)は、ミニバンベースということもあり、通常のキャンピングカーとは違う。例えるなら多目的レジャーファミリーワゴンといえるかもしれない。

このクルマは、普段は快適で安全性能の高いミニバンとして使い、休みの日には家族で外遊び、車中泊、アウトドアを満喫できる1台として設計されている。使い勝手が良くて、広く、寝心地も抜群のフルフラットシートやポップアップルーフを標準装備させたことで、乗車定員8人、就寝定員4名がゆとりのスペースの中で快適に過ごせる1台となっている。

ホワイトハウスは、これまでにも数多くのポップアップルーフ車を世に送り出してきたことでも有名だ。そのノウハウによって独自の2ピース・ポップアップ構造を考案。ルーフに固定される基礎部分の安全強化台と、上へと持ち上げる軽量ルーフトップとを別々に製作した上でドッキング。耐候性にも十分配慮し、優れた強度と耐久性を確保する構造が今回のステップワゴンにも採用されている。

そして、ルーフを展開するときは、上から気圧が掛からないようクルマの窓を開けた状態にして、室内側からグッと持ち上げるとダンパー支持によって簡単に待ちあがる機構も採用。女性でも無理せずポップアップ操作できるのもポイントになっている。

ポップアップ内ベッドは2名就寝可能

シートアレンジについては、運転席、助手席は回転して後ろ向きになるので、前向きの2列目シートと、後ろ向きにした運転席、助手席シートを組み合わせて対座ダイネットを作り出せる。

また、ベッド展開については、2列目シートと3列目シートのフラット化が可能なので、ゆとりの空間の中でしっかり2名就寝スペースが確保されている。ちなみに、ベッド寸法は、ポップアップ内ベッドが1880mm×1030mm、ダイネットベッドが1800mm×1200mmとなっている。

装備については、必要にして十分な簡易キッチンが備わる。なるべくコンパクトにまとまるように、専用ラック内に電子レンジ、シンク、バーナーといった調理器具も備えている。また、ホットパッケージセットとしてエアヒーター、サブバッテリー、走行充電システム、DC室内ソケット、室内照明等といった電装系強化アイテムも用意。ポップアップルーフトップにはソーラーパネルの装着が可能だ。

車両本体価格はグレードによって異なるが、2WDで386万7600円~、4WDで410万9600円〜、2WDのハイブリッドで425万1500円〜(消費税込)となる。普通のステップワゴンを購入するより100万円近く高価になってしまうが、ファーストカーとして普段も使えて、気軽にキャンプを含めた車中泊レジャーに出かけられることを考えるとメリットは大きく、魅力的である。

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