今後は動体保存に注力していく
倉林さんがコツコツとDIYで直し、約20年かけてナンバーを取得したポルシェ912のパトカー。エンジンのみ業者に作業をお願いしたそうだが、乗ってみるとどうしても調子が出なかった。調べてみると、じつは高速道路の取り締まり用ということで、キャブレターのジェットの番手が高速用になっていたためだったという。
パトカーとしての912のレストアはひとまず完成を見ているとのことだが、今後はエンジンを自分で降ろして、教えてもらいながらオイル漏れの対処などをしていきたいと語る倉林さん。三和自動車が製作した最後の1台となった912ベースのパトカーは、まだまだその面影のまま元気に日本の道を走る姿を見ることができるようだ。