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「ラ フェラーリ」に「セナ」「アゲーラ」が参加!! ギャラリーも楽しめるラリーイベント「NCCR」が「大阪オートメッセ2023」とコラボ!

ラ フェラーリ アペルタは、大阪オートメッセ会期中に併催するNCCRにも参加予定

コロナ禍で変わったカーライフスタイル

コロナ禍で見直されたライフスタイル。人が密にならないことがキーワードで、その最たるものがアウトドアブームであった。クルマの世界では、コマ図を使って楽しむラリーに注目が集まっている。

日本全国、否、世界中が萎縮してしまっていたなかでも、参加者の感染対策を万全にして、ラリーイベントの火を絶やさなかったのがNCCR(Nippon Classic & Exciting car Rally)だ。ラリーイベントは、競技性の高いもの、車両の年式やオリジナル度を重んじる格式の高いもの、町おこし的なもの……と、さまざま。NCCRといえば、参加車両はクラシックカーとスーパーカーという組み合わせ。意外と思われるかもしれないが、じつは両ジャンルは親和性が高い。その証拠に世界的なオークショネアは同じ日にオークションを行うことが多く、双方が収まるガレージもたくさん見てきた。つまり、趣味性の高いクルマという意味では、クラシックも最新のスーパーカーも同じということだ。

1日で楽しみたいラリー

この極めて趣味性の高いクルマというものは、一旦ガレージに収まると、なかなか戸外に出してもらえる機会に恵まれないことの方が多い。オーナーにもそれなりの準備が必要となるからだ。

そうしたクルマを積極的に公道に解き放ち、ドライブして楽しもう、というのがNCCRの裏テーマではないかと、過去に何度か参加した経験から勝手に想像している。初めてラリーに参加するというクラシックカーやスーパーカーオーナーには、ハードルが低くて1日で楽しめるプログラムになっているのだ。

ラリーイベントは、数日で行われる本格的なものもある。こちらはまさしく冒険旅のような感覚で非日常を楽しめる。反対にワンデイ イベントはその気軽さこそが多忙な現代人にはちょうどよく、イベントの前後を個人のドライブ旅に充てる人も多い。いずれにせよ、ガレージに眠っている愛車を引っ張り出す大きな動機となるのは間違いない。

AMW編集部はブルーの「M8」で参加

2022年12月に開催された「NCCR2022御堂筋イルミネーション」に、じつに5、6年ぶりに参加させていただいた。これまでの参加車両は、当時携わっていた雑誌の性質もあって、最新のベントレー「コンチネンタルGT」やメルセデスAMG「SLS」などであったが、今回はBMW「M8」を参加車両として選ばせてもらった。ボディカラーはデイトナ・ビーチ・ブルー。並いるスーパーカーと一緒に並んでも、まったく引けを取らない存在感だ。

ラリー当日の朝に大阪入りして、早く到着しすぎたのでコンビニの駐車場に停めて夜明けのコーヒーを飲んでいたら、コンビニに訪れたクルマ好きの年配の方に「いい色ですね」と、声をかけられた。ボンネットを開けてエンジンをお見せしたりして、しばしクルマ談義。M8、どうやらつかみはOKのようだ。関西文化ではとても大切なコミュニケーション要素だ。選んでよかった、M8。

スタート地点である大阪市役所には、すでに色とりどりの参加車両が並んでおり、その末席にM8を停めさせてもらう。ラリーイベントの朝は忙しい。受付を済ませたらゼッケンをボディに貼ったり、当日の朝にもらったコマ図を見てイメージトレーニングや作戦会議などで慌ただしいのである。もちろん、参加者同士の会話も楽しいひとときである。

全開で臨むPC競技

参加したNCCRのハイライトは、午前と午後に1回ずつ用意されていたPC(Prove Cronometrate)競技。いわゆる線踏み競技と言われるもの。決められた区間を設定時間に近いタイムで走行する競技。広大な敷地の泉大津フェニックスに設けられたステージに到着して、すべて納得。設定時間に近づけるには、スタートから全開でいかなければ、設定タイムに近づけないのだ。つまり、サーキット以外で安全にアクセルをベタ踏みできるステージが設けられていたのである。

スタート地点に立つ前に、ローンチコントロールの使用方法がわからず、普通にスタートしてみたものの、0-100km/h加速3.2秒を甘く見すぎていたようだ。マニュアルモードにしていたのを忘れてしまい、シフトアップが遅れてしまうほどであった。0-100km/h加速3.0秒以下のスーパーカーを全開ダッシュした経験は何度もあったので、どこかで甘く見ていたのかもしれない。しかし、M8のそれは自分とは関係のないところでスピードが出ているような感覚だった。まるでプレイステーションの某ゲームでもやっているかのような……。それだけ、制御が安定しているということの証明なのだけれども。公道ではよほどの自制心がないと、取り扱い注意物件である。

サーキットで走るのはハードルが高いと思っているスーパーカーオーナーのみなさま、ぜひ、スタートダッシュだけでも全開を味わうために、NCCRに参加してみてはいかがでしょうか?

大阪オートメッセで会いましょう!

さて、じつは次回開催のNCCRは、2023年2月13日(日)の「NCCR2023大阪」。なんと「大阪オートメッセ(OAM)」の会期中に、OAMとコラボすることになった。

OAMといえば、超ド派手なカスタムカーが数多く展示される西日本最大級のクルマイベント。カスタムカーと一緒にクラシックカーやスーパーカーを見ることができるなんて、クルマ好きにとっては願ってもないイベントとなるのは間違いない。

そして、AMW編集部として、ジャガー「Fタイプ クーペ」で再び参加させてもらうことが決定した。ボディカラーはベロシティ ブルー。ジャガーFタイプを見かけたら、気軽に声をかけてください。

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