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シザーズドアのホンダ「S660」のオーナーは米国出身の女性でした。日本文化に魅了されてクルマ趣味まで日本車に

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

夫婦2人でホンダ軽のシザーズドア仕様2台を所有

「日本旧軽車会」が主催する、新年第1弾のイベント「ニューイヤークラシックカーミーティングinキヤッセ羽生」が2023年1月8日に開催された。参加資格は1946年から2000年までに生産されたクルマが基本で、一部例外もOK。今回のエントリーは170台となっていた。シザーズドアのホンダ「S660」で遊びに来ていた女性オーナーに、愛車への思い入れを聞いてみた。

普段乗りもできて遊べるスポーツカー

ブルーのボディに跳ね上げられたシザーズドアが目立っていた、2017年式ホンダ「S660」。そのオーナーのKazetori88さんはアメリカ出身で、日本の文化が好きで来日し、日本人のパートナーと出会ってこの国でカーライフを楽しんでいるそう。

当初はS660ではなく「ビート」を探していたKazetori88さんだが、同じくシザーズドア仕様のビートに乗っているパートナーから「ビートは旧いからS660はどう」と勧められ、ネットなどで調べて「これ、楽しそう!」と気に入ってS660を購入したのだとか。

「ゴーカートみたいで、チョー楽しいです。軽なのにターボも付いていてスピードも出るし。カーブが好きなんですが峠は山から落ちるのが怖いので、昨年は筑波1000も走りました。ライトチューニングのイベントにも行けて、普段乗りもできる遊べるスポーツカーなので気に入ってます」

どこでも開けたくなる、シザーズドア

Kazetori88さんのS660は無限のフロントリップスポイラー、リアアンダースポイラー、フロントフェンダー、サイドステップ、リアウイングなどが装着されているが、リアウイングに関しては自身で穴開け加工をして取り付けている。また前後のフードやホイールのカーボンステッカーも自身で貼っているのだそうだ。その他、LEDウインカー付きのミラーカバー、HKS製マフラーなどがセットされているが、基本的にはオリジナルのラインを崩さない、無限仕様のエクステリアカスタムとなっている。

そして、やはりこのS660で一番気になるのが、シザーズドアだろう。シザーズドア仕様へのカスタムを決行した理由を聞いてみた。

「カッコいいし、周りがシザーズだらけだったので、仲間外れになるもイヤでした(笑)」

実際の作業はパーツを購入してパートナーが装着作業を行ったそうで、フェンダーの加工などは必要になるが、車種に合わせた専用設計のため大がかりな鈑金などは行っていないという。

「すごい気に入ってます。カッコいいのでコンビニとか十分にスペースがある場所でもシザーズドアを開けちゃってます」

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