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トヨタ初代「カローラレビン」はフルチューンで253馬力! ネジ1本までピカピカに仕上げた本気レストアを紹介します

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

1988ccにボアアップされて253psを発揮

ほかにもさまざまな見どころが隠されているが、エンジンは1588cc直4で115psの2T-G型をベースにギアトレインに変更され、ハイリフトカムシャフト、ビッグバルブ、コンロッド、79mmフルカウンタークランク、ピストンなど亀有エンジンワークスのパーツを多用した。その結果、排気量は1988cc、パワーは253psまで高められたフルチューン仕様となっている。そのほかに3層のラジエター、燃料クーラー、オイルクーラー、4-1のエキマニ、オリジナルのステンレスマフラーなどをセット。

さらにヘッドカバー&ソレックス(50φ)はサンドブラストをかけた後、手磨きでピカピカに仕上げられている。ヘッドカバー上に旧ロゴのトヨタの文字があるが、これは1文字1文字機械加工で製作したもの。レースなどで使用された151Eエンジンと同様のプラグコードの取り回しを再現するために、特注でプラグコードを作るなど細かい演出も忘れられていない。

「看板車ですから目の肥えている人が多いイベントなどで、“ここやってないの”って言われたくないので、全部やっています。普段乗りはしないですが、乗り心地は意外に普通です。ただ、車重も軽いので、下手に加速途中でベタ踏みするとケツを振るんですよ。だから思いっきり踏んだことはないです(笑)」

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