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見た目はオリジナル「ハチロク」燃料は「水素」それでも「4A-G」のフィーリングは残されていました

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: AMW編集部

ワンオフ部品は使っていない

インテリアに関しては、トランクスペースに水素タンクを搭載している以外ノーマル然としているが、フロントのバケットシートは中古品をリフレッシュしたリユースシートを採用。リサイクル素材を使用したシートベルトやシートベルトパッドを装着するなど、アフターパーツメーカーと一体となったカーボンニュートラルへの貢献を目指している。なお、この取組みはBEV化されたレビンも同様だ。

燃料をガソリンから水素に変更しているとはいえ、MIRAIやスーパー耐久に出場している水素エンジン車で使用している部品を流用しているため信頼性も高く、ワンオフ部品も使っていないというのはトヨタだからこそできること。トヨタ・スプリンタートレノの水素カー

今すぐにガソリンエンジンを水素にしなければ公道を走ることができないというわけではないが、いずれ来るその日のために、今からトヨタがこのような活動をしてくれているというのは歓迎すべきことと言えるだろう。ただ現状ではガソリン車を水素車へ変更した際に車検を取得し登録をする法整備が追い付いていないそうで、トヨタとしては関係各所と協力し、登録にかかわる部分においてもアプローチを続けているそうだ。

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