硬度が6Hを誇る耐久性高いラプターライナー!
2023年2月10日から2月12日まで3日間、インテックス大阪で開催されている大阪オートメッセ2023。そのなかで注目を浴びていたのがラプターライナーで全塗装された車両たち。今回クローズアップするのは、トヨタ「RAV4」とダイハツ「タフト」だ。
ラプターライナーはアルミや樹脂、木材にも使えるポリウレタンのコーティング剤。最近ではカスタマイズとしてクルマのボディ外板に塗装して使うことが多く、ざらっとした独特の塗面の風合いを求めてアウトドア仕上げを好むヒトたちからアツい支持を得ている。塗面自体の硬度は6H。擦れに強く、表面はたわしやデッキブラシで擦っても大丈夫なほど。従来の塗料の塗面が1Hくらいというから、それから比べるとかなり強いことが分かる。それだけにピックアップトラックの荷台などにも重宝されている。
色や質感のコントロールも自由自在!
またラプターライナーには大きく分けてブラック、ホワイト、チンタブル(TINTABLE)の3種類が用意される。ブラック、ホワイトはそのままのイメージだが、チンタブルは自動車補修用のポリウレタン塗料を混ぜて使えるベース塗料。ココに好きな色を混ぜれば、レッドでもグリーンでもブラウンでも好きな色にコーディネイトすることができる。
展示されていたタフトは実際にサンドベージュを混ぜて実現したカラーリング。アウトドアスタイルにピッタリの仕上げが完成したというワケだ。さらにブラックの部分は塗装を吹き付けるガンの種類やそれ自体の調整で、粒の大きさや艶感などをコントロールできるため、理想の肌感を再現可能。ブラックの部分は同じカラーながらも質感を替えた2トーンを実現している。
塗装は約5日で作業が完了!
そしてアルバーモのエアロが装着されたRAV4は、グレーとブラックで塗装。グレーは先出のチンタブルを使ってカラーを再現した。重ね塗りやマスキングでのペイントも可能で、作業性自体は通常の塗装と基本的には同じ。通常の塗料よりも表面が乾くのが遅くはなるが、クリアや磨き処理が必要ないために通常の全塗装が1週間くらいかかるところ、5日で仕上げることができる。マッシブでタフな味付けに最適なラプターライナー。こうしてチェックしていくとメリットが多いので、アウトドアな雰囲気に仕立てたいのなら、ぜひとも検討してみては?