超薄型スポイラーにボディ同色カバーを装着!
インテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2023」は、フルスペックでの開催となり、超盛り上がっていた。その熱い会場内で見つけた「クールレーシングの90ヴォクシー」を紹介しよう。
クールレーシングといえば、ミニバンやSUVからスーパーカーまで幅広い製品ラインアップをもち、その製品装着した新車をコンプリートカーとして販売することで人気が高まったブランド。栃木から福岡まで全国7店舗でコンプリートカーが販売されている。
前後ともシンプルなオーバーフェンダーをセット!
今回紹介する90ヴォクシーは、クールレーシングのなかでもシンプル系のブランドである「クルーズ・バイ・クールレーシング」からリリースされたコンプリートカーだ。厚さ10mmのフラップスポイラーを軸に、純正のグリルのメッキ枠はABS樹脂のボディ同色カバーを貼付けてスマートなイメージに。そしてリアはディフューザーを備えてシンプルながらも存在感あるスタイルに魅せている。
と、ここまで眺めると巷に良くあるコンプリートカーに見えるかもしれないが、じつはこのクルマ、足まわりにもこだわっているのがポイント。前後ともオーバーフェンダーが装着されていて、出幅は車検対応内の9mm、フェンダーアーチは下側に10mmダウンできるのが特徴だ。
90ヴォクシーにおいては純正フェンダーであれば19&20インチのどちらにおいても8.0Jインセット40あたりが適切なサイズだが、このフェンダーを装着すると19&20インチのどちらにおいても8.0Jインセット33まで入れ込むことが可能となっている。
リム幅自体はノーマルフェンダー時と変わらず8.0Jを採用しているが、インセットがさらに7mm深いサイズが履ける計算というワケだ。90ヴォクシーの先代モデルである80ノア3兄弟では19&20インチのどちらも7.5Jインセット45あたりが最深サイズとなるため、90ヴォクシーのほうがさらにリムがディープなホイールを履くことができ、このフェンダーを装着すればさらに攻めれるというワケだ。
オリジナルアクスルキットで足まわりをバージョンアップ!
またこのヴォクシー、上記のオーバーフェンダーサイズよりもさらに一歩踏み込んだ深いリムが履けるように工夫されているのも特徴だ。90ヴォクシーは80ヴォクシーと同じく、純正ではリア側にホーシングが採用されているので、リアアクスルをクールレーシング・オリジナル品に入れ替えてセッティング。このアクスルは車軸を10mmのナロー化、後方へ10mmオフセット、30mmのダウン加工と3度のキャンバーを実現する。
これにより車高をエアサスなどで落とした際にリアフェンダー内の前側とタイヤが当たる問題を回避させ、さらにキャンバーも3度をマーク。結果、このデモカーは20インチでリム幅8.0Jインセット20まで攻めることができ、より深いリムを採用したホイールを履かせることに成功した。
ホイールはクールの最新作、DDR01
ちなみに、ホイールは運転席がヴェルズホイールズの最新作であるDDR01でカラーはクリスタルチタン+ブロンズリム、助手席も運転席と同じくDDR01で、カラーはクリスタルブラックとなる。エアサスはエアフォース製のスーパーパフォーマンスを装着し、ファミリーカーでもトコトン攻めるとここまで変われるという好例だ。