どんなに丁寧に扱っていても傷は増えてしまうもの
愛車を購入したあと、洗車をしてつねに綺麗な状態にして乗りたいと思う人は多いはず。しかし、なかなか洗車の時間を取ることもできず、汚れが蓄積してしまう。いよいよ洗車をして拭き上げていくと、こんなところに傷があったかな? と気がつくことも多いだろう。
また、洗車をすることで傷が入る「洗車傷」も増えてしまい、さらに、走っていれば小石やゴミなどが当たり、思いもよらない傷ができてしまうことも。そんな細かい傷をつねに守ってくれるのが、ペイントプロテクションフィルムだ。
耐久性の高いフィルムを理想の環境で施工する
従来からあったプロテクションフィルムは、UV耐候性がそれほど高くなく、長年乗っていたり洗車の回数が少なかったりすると、プロテクションフィルム自体に傷が付いてしまい劣化するということも起きていた。
しかしXPEL(エクスペル)が扱うULTIMATE PLUSのペイントプロテクションフィルムは、透明なウレタン樹脂製で、今までのプロテクションフィルムとは厚みも違う。UV耐候性も非常に高く、フィルム自体の劣化もおきにくい。もちろん保管状態や走行環境により劣化はしていくが、ペイントプロテクションフィルムの性能を長く活かせるのも特徴のひとつだ。
ペイントプロテクションフィルムを施工するには、ボディが綺麗で傷などがない状態がもちろん好ましく、クルマを買ってすぐに施工するのが理想。また、施工時には埃などの混入を防ぐため、店舗の施工環境にも細心の注意が払われている。
大阪オートメッセ2023の会場で輝きを披露
「大阪オートメッセ2023」ではXPEL JAPANがブースを出展し、ULTIMATE PLUSのペイントプロテクションフィルムをフルボディに施工した、姉妹誌「GT-Rマガジン」の長期レポート車両である日産R35「GT-R T-spec」が展示された。近くでボディを眺めても、とてもフィルムが施工されているとは見えないほど。新車の輝き放つボディは、フィルムを貼った感じは一切ない。
またこのペイントプロテクションフィルムには自己修復機能があるので、細かい傷が自然と修復されていく。これは走っている際についた小傷や、洗車ブラシなどで付いてしまった比較的傷が浅いものに関しては、熱を加えることでフィルムが自己修復を行い、傷をなかったものにしてくれる。
会場では金ブラシで傷をつけたところを、ヒートガンで温めることで傷がなくなっていくというデモストレーションを行っていた。熱を加えることで見事に傷が無くなり、元の美しい状態に戻っていくのは不思議な光景だ。実際にはヒートガンを当てて温めることは大変だが、太陽光で温められることで自然と直っていくというから、小傷に対して神経質にならなくても良いかもしれない。
窓ガラス以外はすべて施工可能
走行で傷がつくことが多いフロントバンパーやボンネットのほかに、小石を巻き上げて傷が付くサイド、ドアの開け閉めのたびに付きがちなドアハンドル周りの引っ掻き傷、ミラーやリアバンパーなど、窓ガラス以外にはすべて施工可能。ヘッドライトの黄ばみ防止にももちろん役立つという。
メンテナンスをする際、ワックスなどは禁止だ。細かい粒子がフィルムに入り込んでしまい、逆に輝きを失う原因になってしまう。専用のケア商品でメンテナスを行うことで長期間性能を維持することができる。
もちろん剥がすことも可能なので、車両を手放す際には新車の状態を維持したまま売却することもできるのも嬉しい限り。とはいえ、貼ったものが永遠に性能を維持するわけではないので、数年に一度貼り直すことでフィルムの性能を維持できるということも覚えておいた方が良いだろう。
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高級車やスーパーカーオーナーはもちろん、走行が多いユーザーなどにも重宝することは間違いない。