トヨタ 豊田章一郎名誉会長が死去
トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏が、2023年2月14日の夕方、心不全のために97歳で亡くなりました。
豊田章一郎氏は、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏の長男で、昭和56年に当時の「トヨタ自動車販売」の社長に就任。1984年には、当時の貿易摩擦の緩和を目的として、アメリカ カリフォルニア州にGMと合弁工場を設立するなど、トヨタのグローバル化に尽力しました。
ちなみに、先日の社長交代で会長となった豊田章男氏は、章一郎氏の長男です。
COTYから哀悼の意を捧げる
トヨタだけでなく、日本の自動車産業に多大なる功績を残した豊田章一郎氏の訃報を受け、日本カー・オブ・ザ・イヤーでは、ホームページに哀悼のコメントを掲載、その全文をここに紹介します。
トヨタ自動車 豊田章一郎名誉会長の訃報に接し 心から哀悼の意を捧げます。
故 豊田章一郎様へ
今日 自動車産業のみならず日本中の企業が 世界に挑戦することが当たり前になりました。
でも 私たちは知っています。
戦後間もない頃 あなたが初めて日本の企業として 米国に現地工場を設立する舵を切ったことを。
そのリーダーシップのもと 政治 ビジネス 文化 スポーツ 様々なジャンルで日本が世界に挑戦し 世界から認められる国になりました。
あなたは 日本が誇る自動車産業の真のリーダーでした。
私たちは その背中を決して忘れません。
そして いつかその高い志に追いつき 報いることを胸に抱き
これからも 世界にチャレンジし続けます。どうか天国で 私たちのことを見守っていて下さい。
そして どうぞ安らかにお眠り下さい。
今まで自動車産業のために 日本のために ご尽力下さり ありがとうございました。あなたに敬意を表する日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員を代表して
2023年2月15日 実行委員長 加藤 哲也