インパネにはストップウォッチ風の時計を装備
そしてコペンについては、2021年に公開された「コペンスパイダー」に感化されたユーザーがカスタマイズを施したモデルというテーマで作られており、コペンスパイダーに採用されていたものに近い前後バンパーを備え、足元には同じRAYS TE37を履く。
エクステリアのカラーは戦闘機をイメージしたもので、センターにはダイハツのコーポレートカラーでもあるレッドのラインを引く。オープンカーは内装も外装の一部ということで、センターコンソールからダッシュボードにかけても同様に赤の差し色を入れて統一感を出しているのがポイントだ。
またインパネセンターにはポルシェのスポーツクロノパッケージを思わせるメーターが備わるが、これはストップウォッチ風の時計。じつはこの部分、ナビを装着するためのパネルも装着できるように脱着式となっているため、通常はナビをつけておき、サーキットでは追加メーターが埋め込まれたものに換装するといった使い方も可能だ。
軽トラや軽バンをビジネス用途だけでなく多くの人に楽しんでもらいたい
この2台を筆頭にショーモデル全般を統括したダイハツのデザイン部 第1デザインクリエイト室 課長の柴垣 登志男さんによると、軽トラックや軽バンの可能性を広め、ビジネス用途だけでなく多くの人に楽しんでもらいたいという思いでこの車両を企画・製作したとのこと。
ハイゼットジャンボも一見すると完全なショーモデルに見えるが、社内での評判も高く、ユーザーからの反響が大きければトラックの特装車のひとつとしてラインアップに加わる可能性もゼロではないそうだ。
今回はサーキットのサポートカーという見せ方ではあったが、新たな移動販売車のベースや車中泊を楽しむベースとしても使えそうで、実際に販売されたら人気の1台になる可能性は高いと言えるのではないだろうか。