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【フルキット305万8000円】リバティーウォークの10tトラックに課せられた使命とは? トラック業界を盛り上げるための期待の星でした

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

視覚的効果でローダウン

ひと目で伝わるエアロフォルムの大型トラック。かなりカスタマイズされているように見えるが、基本的に純正パーツに付け足す形でパーツを製作。すべてキット化しているため、特別な加工を必要しないまま、ポン付けできるのも魅力になっている。

ボディサイドは純正オプションのサイドパネルにスカートを取り付け、さらにリバティーウォークらしさ全開のビス止めオーバーフェンダーの組み合わせ。クルマに装着させるオーバーフェンダーはワイドボディを主張する作りだが、このトラック用のオーバーフェンダーに関しては、幅を広げるという意味ではなく、どちらかといえば、車高が低く見えるデザインを重視している。

タイヤもフェンダーに被って、すでにかなり低くなっているように思えるが、実はサスペンションは純正エアサスのままで、パネル下のスカートとオーバーフェンダーの組み合わせによって、低いポジションに見せる視覚的効果を狙っている。よって、車高自体は純正のままとし、荷物の運搬にも使うトラックとしての配慮は抜かりがない。

肝心要のフロントフェイスにメッキパーツはなし

また、トラックと言えばやはりフロントフェイスが要だ。トラックヘッドをどのように作り、デザインするかは悩みどころ。面積も広く、ある意味でいくらでもデザインすることができるだけに、その表情の作り出し方が問われる。

リバティーウォーク加藤会長のアプローチは、迫力は絶対条件として出さなくてはいけないが、やりすぎるのも禁物。コテコテに仕上げるのではなく、純正の良い部分を引き出す形でパーツをプラスしていく。それをキットとして完成させた。

トラックヘッドともなるとさすがにパーツ点数が多く、フロントセクションは、フロントリップポイラー、フロントグリルマスク、フロントバンパーカバー、フロントバイザー、ワイパーガードフ、ロントコーナーパネルなどによって構成される。これらのパーツによってノーマルでは出せない勇ましく表情を作り出すことに成功。そして、カッコよいマシンが持つ、独特の威圧感もしっかり表現されている。

* * *

今回、リバティーウォークブースに展示した三菱ふそうスーパーグレートは、訪れた人たちへのサービスとして、実際に運転席に乗る体験も出来た。そして、ブースには多くのクルマ好きの少年達が訪れ、カッコ良いトラックを眺め、それに実際に乗り体験していた。ハンドルを握る彼らの姿は、みんな笑顔。

普段見ることはあってもなかなか乗る機会がない大型トラック乗車体験、そこから見る景色は、きっとカッコよくリメイクしたトラックと共に良い思い出として記憶に残ったことだろう。

ちなみに、今回紹介したLB-TRUCKSのフルキットは、305万8000円(消費税込)となる。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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