「パオ」のパーツを流用して前ヒンジに
フロントセクションのこだわりは、しっかり昔ながらの前ヒンジ/後ろ開きのボンネットに変更している点だ。そもそもボンネットはSR311フェアレディ用を使用したので、ヒンジの事を考えると純正同様に合わせるしかない。この問題はちょっと厄介だったが、よく探してみると日産パオのヒンジが使えることが判明。これを取り付けて、問題を見事に解決させた。
リアについてはフロントと同じくSR311フェアレディのFRPボディパーツを装着。残念ながらリアの灯火類は似た物がなく、ここのデザインを変えてしまうとイメージが崩れるので、純正を手に入れてセットしている。
また。燃料の給油口もリアに移設。レトロな雰囲気のキャップは携行缶から流用したというから面白い。
ボディカラーはオープンボディのお洒落さをアピールするべく淡いスカイブルーをオリジナル調合で作り出した。このカラーセンスはメンバー内の女子学生が浜辺を走って気持ちよさそうな色として決めたそうだ。
この爽やかなボディカラーに映える白いホイールは、復刻モデルとして話題の14インチのレイズTE37Vをセット。足回りについては、ラルグスの車高調キットを装着し、軽快な走りと共にベストなフォルムを追求している。また、走りのイメージ付けとしては、シーウエストのGTウイング、レカロのバケットシート、フジツボマフラーといったパーツからも読み取ることができる。
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ネオヒストリックという名のコンセプトモデルとして登場したネオフェアレディ。所々に仕込んである本物の旧車パーツとの融合が、現代のクルマにはないレトロ感を引き出し、オジサンたちにとってたまらない雰囲気のクルマとして仕上がっていた。