限定の専用シートを用意し特別感を演出
インテリアは、素材とハンドメイドの仕立ての良さで高級感を高めたアルピナらしい仕上がり。レザー仕上げのインパネや高級ウッドトリム(アルピナ・ウォールナット・アンソラジット)などの上質なディテールで、B5 GTらしさを演出している。また、カラーアクセントにはホイールのマロン・ヴォルチャーノのペイントワークをベースとし、シフト・パドルや手作業で仕立てられているスポーツ・レザー・ステアリングなどにマロン・ヴォルチャーノにマッチした色合いが採用される。
また、フロントシートのヘッドレストにはマロン・ヴォルチャーノでB5 GTのロゴ入り。ほかにも、特別感を高める限定の専用シートが用意された。こちらはダコダレザーとアルカンターラの組み合わせで、ブルーのアクセントの入ったブラックのスポーツ・シートとなっている。もちろん、センターコンソールとエンジンルームにはステンレス・スチール製のアルピナ・プロダクション・プレートを装着。限定モデルの証でもあるプロダクションナンバーが刻印されている。
この特別なB5 GT、残念ながら日本での予約受け付けはすでに終了しているが、価格はリムジンが2530万4000円(消費税込、以下同)、ツーリングが2594万円となる。ちなみにハンドル位置は左右ともに選択可能だが、右ハンドル仕様はプラス40万円となる。
AMWのミカタ
BMWグループがアルピナの商標権を獲得したニュースは、2022年3月に発表されている。「車両開発と生産は、今まで同様、2025年末までドイツのブッフローエで継続される」とアナウンスされているが、これは純粋なアルピナが生産されるのが2025年までということを意味する。
メルセデス・ベンツ傘下に入ったAMGの先例もある。最後のピュア アルピナとしてB5 GTを選んでも後悔することはないだろう。