光岡の超ロングセラーモデル「ビュート」の次期モデルは今秋発売
1993年1月20日(水)に発売がスタートした光岡自動車が手掛けたビュートは、一台一台手作りの30年間で累計1万3000台を生産したロングセラーモデルだ。これまで日産「マーチ」(K11型)をベースに登場したが、その後ベース車の進化に合わせ、これまでマーチ3代にわたってビュートもモデルチェンジを繰り返してきた。その次期モデルがついに明らかになったのでお届けしよう。
マーチに変わってヤリス!
2代目マーチ(K11型)をベースにした「ビュート」が1993年に登場して以降、2005年にモデルチェンジ(K12型マーチがベース)し、4ドアモデルのみのラインアップになった。2012年にはタイ生産のK13型マーチをベースにした3代目ビュートが登場している。
しかし、ビュートのベースとなる日産マーチは、日本への輸入終了に伴い、国内販売が終了することとなった。それでも光岡自動車は、超ロングセラーモデルの継続を決意。2023年2月17日(金)に後継モデルを発表し、同時に先行予約がスタートした。
モデルが終了した日産マーチに代わってベース車として選択されたのは、トヨタ ヤリス。今回4代目に進化するにあたり、車両名は「Viewt(ビュート)」から「Viewt story(ビュート ストーリー)」となる。もちろんビュートの初代モデルから継承されている丸型ヘッドライトやハート型のグリルなどは継承され、ボディタイプは5ドアハッチバック車のみの展開となる。
マニュアルモデルも設定
1.5L直列3気筒ガソリンエンジンを搭載し、FFと4WDモデルをラインアップ。新型モデルのボディサイズは全長4090mm×全幅1695mm×全高1500mm(4WDで1515mm)。車両重量は1030kg (FF/6速MT)から1150kg(4WD)となる。乗車定員は5名。
車両価格(消費税込)は、FFモデルで369万6000円(CVTモデル)と363万円(6速MT)。4WDのCVTモデルは386万1000円となる。
ビュート ストーリーはすでに先行予約を開始しているが、正式発表・発売は2023年秋を予定している。