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「ジムニー女子」と「ジムニー男子」の違いは?「オフロードサービスタニグチ」41年目の追加オプションにも注目です

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • 男子
  • 女子

異なるコンセプトの2台で注目を集めた

フルスペックで開催された西日本最大級のカスタムカーの祭典「大阪オートメッセ2023」。創業41年目を迎えたオフロードサービスタニグチでは2台のJB64スズキ「ジムニー」を出展し、それぞれを「ジムニー男子」と「ジムニー女子」と命名。キャラクターの違う2台を紹介しよう。

本格クロカンさながらの装備に運動性能も向上させた「男子」

各々のコンセプトや装着パーツをチェックしよう。まず「男子」はワイルドな雰囲気が漂うウインチ仕様だ。フロントバンパーおよびスキッドプレートはウインチの装着を前提とした試作品となり、ウインチ本体はウォーンの「パワースポーツVRX45」をチョイス。リアバンパーも試作品で中央にヒッチメンバー、左右にはシャックルと牽引フックを装備している。

男子

足まわりはオリジナルのスプリングで40mmリフトアップし、クロスメンバーに14段調整式ダンパーやアーム類もオリジナルで統一。エンジン系は剥き出し型のエアクリーナーや作動音も楽しいブローオフバルブを装着し、パワーとレスポンスに加えサウンド面での迫力も追求した。

「女子」はソフト路線といえども定番アイテムでしっかりカスタム

走行性能を重視した硬派な男子に対し、女子はキャンプを想定したソフト路線。フロントはFRP製でハーフタイプのバンパー、スキッドプレートは装着するものの全体的にシンプルな印象だ。

女子

もっとも差別化しているのはリア。マルチマウントバーとマルチマウントブラケットでバックドアにさまざまなアイテムを取り付けでき、デモカーはひとつの例としてロトパックスのウォーターコンテナ2個と自転車用のカゴを装着していた。使い道はアイディア次第で無限に広がり、実用性だけではなくドレスアップに役立てることもできそうだ。

足まわりはオリジナルのキットを使った60mmアップ。定番のリフトアップである2cmを越えるため乗降性が悪くなると思うかもしれないが、開業した当初からの人気商品であるサイドステップを使えば解決だ。フレームに固定するため強度はバツグンで、高さを2段階に変更できるのも大きなメリット。さらにメッシュタイプで泥や雪を落としやすい点もロングセラーの理由だろう。

なおデモカーは左右で異なるサイドステップを使っており、運転席側が従来品で助手席側が41年目にして追加されたバージョン2というべき新作。コチラも高さの調整が可能なのでデザインの好みで選びたい。

室内はクラッツィオの上質かつポップなシートカバーを装着する。トランスミッションは男子のMTに対しATをチョイス。エンジンは純正エアクリーナーに試作のパイピングを追加し、ノーマルと変わらない静粛性をキープしながら、スロットルに近付くほど径を細くして流速を高め、40~50km/hからの加速が体感できるほど変わるという。

* * *

本格的な林道アタックに挑む本格的なチューニングと、アウトドアと街乗りを快適に楽しむ数々のカスタム。ジムニーを味わい尽くすオフロードサービスタニグチからの提案、いずれ登場するであろう開発中の製品と併せて見逃すべからず!

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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