車種別トレードインスピーカーを揃えるフェリソニのBMW M3
そしてスウェーデンのDLSとイタリアのクワトロリゴを扱うフェリソニのBMW「M3」。これもAVカンサイがインストールしたクルマだ。じつは新製品のインストールが間に合わなかったために、従来製品をインストールしたデモカーを持ってきたのだが、DLSではVW用をはじめ数多くのトレードインスピーカーを用意しており、より手軽にカーオーディオを楽しんでもらいたいとの狙いを持っている。
そのカスタムフィット・アップグレードキットには、スピーカーのほかにリベット留めをするための工具も入っている充実ぶり。DIYで手軽にスピーカー交換をしてもらいたいという狙いである。ほかにも奥行きが薄いタイプのサブウーファーなども登場。取り付けやすさを訴求する狙いがあるようだ。デモカーの音も、もちろん良かった。
純正ヘッドユニットを活かしたジャンライン&パートナーズの三菱アウトランダーPHEV
最後はモレルやアークオーディオを扱うジャンライン&パートナーズの三菱「アウトランダーPHEV」。アークオーディオのDSPアンプ、PS8-50を中心に、モレルのELATE CARBONスピーカーを組み合わせたクルマで、ヘッドユニットは純正のまま。最近は純正のヘッドユニットの交換が難しいクルマが多いため、このようにヘッドユニット以降をグレードアップして音質を高めようというシステムが主流である。インストールは福井・敦賀のマリノサウンドが担当している。
このクルマは、それぞれのアイテムの特徴を活かしたクリアでヌケの良いサウンドが特徴。またデモ時はPAPを使ってハイレゾ音源を使っていたが、オットキャストを搭載しているので、東京から大阪への移動時はApple CarPlayを使ってSpotifyやAmazonミュージックなど、さまざまな音楽配信をストリーミングして楽しんで来たそうだ。
* * *
いずれにしても、大阪オートメッセに集結したオーディオデモカーは、どれも聴き応え十分。ハイエンド・カーオーディオの楽しさを満喫できる仕上がりだった。おそらく、来年もサイレントホールに並んでいるはずだから、少しでもハイエンド・カーオーディオに興味を持った方は、一度足を運んでみて聴いてみてはいかがだろうか。