アルパインによる新しいカーライフの提案のカタチ
アルパインのカーオーディオを、ライフスタイルの中に融合させてきたのが「アルパインスタイル」の取り組み。オーディオだけでなくエアロパーツやカスタムパーツ、車両販売などを実店舗を通じて、より豊かなカーライフを送ってほしいとユーザーに提案し続けている。
人気の「ハイエース」と「ライズ」がアメリカンスタイルに変身
そんなアルパインスタイルでは従来、エアロパーツやオーディオをセットアップした車両販売も行ってきたが、ついにエクステリアを大幅にモディファイした車両を開発した。
トヨタ「ハイエース」をベースに角形LEDヘッドライトを装着し、バンパー形状なども大きく変更した「Carica(カリカ)」。そして小型SUVのトヨタ「ライズ」をベースにし、まるで別のクルマのように仕立てた「Havana(ハバナ)」という2台のコンプリートカーを提案。
バリエーションが豊富なハイエースベースの「カリカ」
ハイエースをベースにしたカリカは「カルフォニアの空と海とともに、自由に生きる」そんな若者の想いを叶えるクルマとしてデザインされている。
角形横4灯ヘッドライトとルーバークロームメッキグリル、オーバライダー付きクロームメッキバンパーにより特徴的なフロントスタイルを見せる。リアにはフロントと同じくクロームメッキバンパー、クロームメッキのウエストラインとオフセットされたナンバーポケットがオシャレな雰囲気を作り出し、USスタイルと呼ばれるデザインは60〜70年代のアメリカンワゴンを彷彿とさせる。
一方で同じカリカながらEUROスタイルも存在する。こちらはブラックアウトされたグリル、クロームメッキバンパーは装着されるが、サイド部分はブラックの樹脂製となる。ホイールも複雑なスポークが力強さとエレガンスな雰囲気を醸し出すBalken LHOTZEを装着し、ホワイトレターのタイヤを組み合わせてレトロスポーティを表現している。
ボディカラーは、USスタイルはホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックマイカのモノトーンをはじめ、ホワイトパールクリスタルシャイン×ウォーターミント、ホワイトパールクリスタルシャイン×サハラベージュの2トーンなど11色を用意。一方のEUROスタイルはモノトーンのほかに、ホワイトパールクリスタルシャイン×アスファルトグレーの3色と少なめだ。
明るく鮮やかなカラーのUSスタイルと、シックな雰囲気のEUROスタイルと、どちらも同じカリカながら別々のスタイリングを見せる。
内装はUS&EUROどちらも同じ。オリジナルシートカバー、フロアマット、ステアリング、シフトノブなどがオプションで装備可能となる。オーディオに関しては7型のディスプレイオーディオが標準装備となり、11型のディスプレイオーディオや11型フローティングのBigXなどもオプションで選択可能。スピーカーや10インチサブウーファー、デジタルインナーミラー、リアビジョンなどもチョイスできる。リアにはベッドキットも装備可能とあり、自分だけの空間を作り上げられるのが魅力だ。
小型SUVベースで扱いやすさも魅力な「ハバナ」
もう1台のHavana(ハバナ)は小型SUVのライズをベースにしていることもあり、乗り降りしやすく、取り回しもコンパクトなため扱いやすい。ハバナはその名の通り、古き良きアメリカンな車両が今もなお現役で走り続けている、キューバの首都ハバナをイメージしている。
どことなく懐かしい感じがする角形ヘッドライトや四角いフロントマスク、フェンダーの盛り上がり方が特徴的。リアにも角形のテールランプを装備し、木目調のパネルも備えて、まさにネオクラシックを体現したようなスタイリングに仕立てられた。
インテリアは7型のディスプレイオーディオが標準装着されるが、オプションで9型のディスプレイオーディオやナビにすることも可能だ。オリジナルシートカバー、フロアマット、ステアリング、スピーカー、リアモニター、デジタルミラーなどがオプションでセレクトできる。
OAM2023の会場に展示されたデモカーは、全国にあるアルパインスタイルの実店舗でも展示される予定だ。すでに多くの問い合わせや購入相談も寄せられているそう。
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従来のアルパインスタイルで提案してきたエアロパーツやオーディオの装着では30〜40代の男性ユーザーが多かった。だが、このカリカとハバナは年齢が高めな方にはノスタルジーを感じさせ、若い世代には新鮮なネオクラシックスタイルに見えるということで、男女問わず幅広い年齢層から問い合わせが寄せられているとのこと。
どこか懐かしくどこか新鮮なカリカとハバナ。海と空が美しい海岸線や自然豊かな場所はもちろん、意外と洗練された都心部でも映えることは間違いない。新しいカーライフの相棒に、個性豊かなアルパインスタイルのクルマはいかがだろうか。