注意点5:万が一の事態に備えておく
続いてはエントリーの段階で注意すること。サーキット走行はある意味において危険と隣り合わせの遊びなので、申し込み書には間違いなく「緊急連絡先」を記入する欄がある。万が一のクラッシュで救急搬送されたときや、急病で倒れた際に必要となる大切な項目なのだ。
以前にとある参加者が大きな事故を起こしてしまい、病院へ運ばれたことを家族や親族に知らせようと、緊急連絡先を見たら、そこに書かれていた名前はその場にいる友人ということがあった。当然ながらその友人が家族や親族と付き合いがあるわけでもなく、書類の住所を頼りに自宅まで走る事例があった。結果として入院もなく日帰りできたからよかったものの、緊急連絡先は家族もしくは親族を記入するのが大前提で、最低でも家族と連絡を取れる人にすることが必須だと痛感した。
* * *
どれも聞けば当たり前と思う話ばかりだが、慣れて気がゆるんだ頃にやりがちなのも確かだ。モータースポーツを長く楽しく続けるため、中~上級のドライバーもあらためて初心に返ってみよう。