サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

大阪が東京を上回った! 3日間20万人の大盛況だったカスタムカー祭り「OAM 2023」をこけしがレポートします

2023年2月10日~12日にインテックス大阪で開催された大阪オートメッセ2023

3年ぶりにフルスペック開催の「大阪オートメッセ2023」、来場者数は20万5462人!

西日本最大級のカスタムカーとクルマ文化の祭典「大阪オートメッセ(OAM)」。2023年2月の第26回はコロナ禍を挟んで3年ぶりのフルスペック開催となり、出展社数260社、展示車両560台、3日間での来場者数は20万5462人にのぼりました。1月に開催された「東京オートサロン2023」の3日間来場者数が17万9434人でしたので、関西エリアのクルマ好きの人々の熱量の高さがうかがわれます。そんな「OAM」の会場を、AMW編集部のこけしが巡ってきました。

華やか&濃厚なカスタムカーがインテックス大阪に集結

こんにちは。AMW編集部の見習いのこけしです。生まれは宮城県の鳴子温泉、名前はまだありません。

一般的に「東の東京オートサロン」に「西の大阪オートメッセ」という位置づけですが、東北出身者の目で見ると、やっぱり関西のほうが空気も人も濃い気がします。今回のOAMでは、出展しているクルマもそうですが、来場している皆さんのテンションの高さにも、それを強く感じました。

OAM会場のインテックス大阪を訪れたのは3日目最終日、日曜日の朝。並んでいる皆さんを見ると、小さなお子さん連れのファミリーや、高校生~20代の若い人たちも多いのが印象的です。

展示車の数はなんと560台。ぎっしり詰めこまれたカスタムカーの数々の傾向も「どこまでやれるか」をトコトン追求していて、見どころの多い車両ばかり。「ほどよいバランス」とか「引き算の美学」ではなく、コテコテと言うのでしょうか。1台1台をしっかり見ようと思ったら、とても1日では回りきれないボリュームなのでした。

屋外にも自衛隊車両やスーパーカーが登場!

1号館から6号館までの大きなホールだけがOAMではありません。中央の「カスタマイズアリーナ」と名づけられたメインステージでは連日、きれいなお姉さんたちが登場する「ギャルズオンステージ」や、「水曜日のカンパネラ」などアーティストたちのライブが展開されて、ちょっとしたフェスのような雰囲気で盛り上がっていました。

屋外エリアには自衛隊車両の展示や、三菱自動車の4WDで45度(!)の登坂を体験できるコーナー、SUPER GTキッズカート体験会などもあって、子どもたちが楽しく遊んでいました。

そして3日目にOAMに行った人だけの嬉しい出来事がありました。この週末に開催されていた「NCCR(TOYO TIRES Nippon Classic&Exciting Car Rally)」の中継地点として、お昼に貴重なスーパーカーとクラシックカー50台がインテックス大阪に来場して、戦前のラゴンダやライレーから最新のフェラーリやランボルギーニまで、間近に見ることができたんです。こけしはマニアではないのですが、1972年式フィアット・ディーノの美麗な個体を鑑賞できてハッピーでした。

メーカーによるカスタムコンセプトや最新EVも見どころいっぱい

大手自動車メーカー各社の最新モデルやコンセプトカーもOAMの花形です。ダイハツのびよーんと伸びる「ハイゼットジャンボ」や、三菱の人気の最新モデル「デリカミニ」のアウトドアカスタムなどにも人だかりができていました。こけし的には、TOYOTA GAZOO Racingブースに展示されていた佐々木雅弘選手のAE86「スプリンタートレノ」も要注目。AE92後期用4A-Gエンジンを160psまでチューンして搭載していました。

こけしはカリフォルニアが好きなのですが、ホンダの先代&現行型「シビック」はアメリカのフリーウェイを流している姿が一番カッコいいと思っています。ホンダアクセスが展示していた「シビックe:HEVスポーツコンセプト」は参考出品のエアロパーツを装着して、さらにスポーティな雰囲気に。こんなクルマを乗りこなすオトナになりたいものです。裏側までじっくり観察してました。

最新のEVを集めたコーナーには、BMWや日産、マツダ、三菱、VWなど日本ですでにおなじみのメーカーのEVに加えて、日本に再上陸を果たしたヒョンデの「IONIQ 5」や中国のBYD「ATTO 3」も展示。これまでの中韓のクルマのイメージをくつがえす未来的・先進的なデザインで、ここにも人だかりができていました。

クルマもオネーサンもみんなの撮影マナーの良さに感動

3日間で20万人以上という盛況で終わった2023年のOAM。会場は来場者でごった返していたものの、人だかりができているブースでも大きな混乱はなく、みんな譲り合ってクルマを撮影していたのも、こけしの心に残りました。

きれいなお姉さんのいるブースで壁のように人が集まっていても、一昔前のような殺伐とした雰囲気はありません。コロナ禍で「ソーシャルディスタンス」がみんなに浸透したのもあるでしょうし、目立たないながらも、各ブースでスタッフの人が頑張って人ごみをコントロールしていたおかげでもありそうです。

また、工具など物販のブースでは会場限定の特別セールも行われていて、クルマやパーツの資料とともに、お土産をたくさん買って帰った人も多かったようです。

文字通り、「クルマ文化の祭典」として大盛況だった大阪オートメッセ2023。1日ずっといても飽きることはないどころか、3日間の会期中、毎日遊びに行っても楽しめるイベントでした。来年の2月もインテックス大阪で会いましょう!

モバイルバージョンを終了