サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

DIYカスタムでダイハツ「ムーヴコンテ」をスタンスに! 限界ツライチに車高調でチャレンジしました

限界のツライチを追求するために、ツメ折り+叩き出し+アーチ上げといった通常ではありえない加工を施してセット

スタンスに衝撃を受けて目の前にあったクルマでチャレンジ

アメリカンカスタム文化を象徴するスタンス系は、ここ日本においてシャコタンカスタムとして知られている。より大胆に低く、カッコ良く仕上がったクルマは、昔ながらのドレスアップカーとは違った一面を持ち、若者を中心に注目されるジャンルとなっている。

チューニングによる走行性能の向上と、魅せるカスタムカーとしての魅力を伝える点に重点を置くスタイン系カスタム。これに大きな衝撃を受けて、シャコタンカルチャーを楽しむべく製作したマシンがある。それが愛知県在住のクレイジーボムさんのダイハツ「ムーヴコンテ」だ。

あえてエアサスを使わずに仕上げる

ベース車にムーヴコンテを選んだ理由は、「たまたまそこにあったから」とのこと。最初はカスタムするつもりはなかったらしい。ただ、オーディオを交換して、室内ランプをLEDタイプのホワイトに変更するといった簡単なパーツ交換を楽しんでいるうちに、段々テンションが上がりエスカレート。その時にアメリカで流行っているスタンス系のクルマを見てカッコいいと感じて、自分のクルマもこんなスタイルにしたらカッコよくなるかも、と思って実行に移したそうだ。

カスタムのポイントについては色々あるが、中でもスタンス系のポイントになるホイールにはこだわっている。装着させているのはマイナスオフセットの8J×17インチの326パワーが発売しているモデル。

限界のツライチを追求するために、ツメ折り+叩き出し+アーチ上げといった通常ではありえない加工を施してセットしている。

サスペンションはエアサスではなく、326パワー車高調キットを装着。アーム類も交換し、シャコタンフォルムで走る事にこだわっている。これも正統派スタンス系ならではのポイントになるだろう。

エクステリアについては、純正スタイルを崩したくなかったので、あえて純正バンパーを加工する手法を採用。一部切断してメッシュネットを貼り、グリルも純正を割ってビレッド組みしているというこだわりようだ。

内装はモニター追加で目立ち仕様に

内装は各座席に追加モニターを多数セット。スタンス系とは違ったアプローチになるが、やはりカスタムカーとして目立つ仕様ならオーディオ、モニターは外せないので装着。モニターはフロントバイザーを含めると計5個連動させている。

また、リアハッチにはブラックホールライト仕様の魅せるオーディオシステムをマウント。パネルの装着からシステムレイアウトまで、クレイジーボムさんが自分で悩みながら作った。

ちなみに、誰かにアドバイスをもらったのか聞いてみると、何か困ったことがあったらYouTubeで検索して解決したという。これも今どきのカスタムスタイルといえるのも知れない。

製作する上で一番苦労した点は、ドアパネルの加工だったそうだ。ザラザラの表面が気になって、ツルツルにすべく純正ドアパネルを削り出したら大失敗。ABS樹脂製でもっとザラザラに……。それをごまかすためにパテをたっぷり使って成形、なんとか形になったが、ツルツルの美しいパネルとは程遠い出来映え。それをごまかすために、黒と白のグラデーション処理にしている。

他人に頼ることなく、自分で何でもやることにこだわるクレイジーボムさん。今後の予定はオールペイントで、狙っているカラーはツヤ消しのパールカラーということ。海外に真珠のような光を放つパウダー塗装があり、まだ日本では見たことがないので、それを取り寄せて自家塗装に挑戦するという事だった。

モバイルバージョンを終了