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スズキ「ハスラー」を「ランクル40」風に! ダムドが提案する「カワイルド」仕様にぴったりのドーム型タープとは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

ランクル40の要素も取り入れて

カントリーについてダムドデザイナーである徳田亮介さんにお話を伺った。

「このクルマは2023年モデルとして製作した新作になります。元々、ハスラー用のボディキットとしてダムドにはカラビナとクラシコという2タイプがあります。ただ、そのクルマに興味を持つお客さんたちを約2年間見てきた中で、男性がかわいい路線に興味を示し、女性はカッコ良いデザインを好む傾向が見えてきました。

そこで、今回のカントリーについては、その中間を狙って、どちらもちょうど良いと感じる感覚の1台としてデザインしました。コンセプトは可愛くてワイルドなクルマです。

ちょっとレトロにも趣向に寄せて、その名が物語るカントリー調の装いを過去に登場したクロカン車からオマージュし、それをバランスよくハスラーのフェイスキットに落とし込みました。それは、フロントグリルやライト周辺のデザインを見るとわかると思います。

ここにはランクル40を思わせるようなテイストを取り入れています。リブ付きのサークル形状のライトと一体式のグリルの中に、ゴツッとした網目形状を組み合わせたのがポイントです。また、バンパーもアンダーガードを装着させた形状にすることでワイルド感をより一層高める効果を出しています」

このデモカーはアウトドアのイメージをより強く感じてためにのドーム型タープをセット。詳しく聞くとダムド製ではなくストーンエイカーズというアウトドアショップのオリジナル商品。ただ、サイズがハスラーやジムニーにピッタリで、後ろにも横に取り付けることが出来て、組み立ても簡単なことで採用したという。ドーム型タープの中では珍しい丸型の窓を持っている点もクルマのイメージにとてもマッチしている。

* * *

買い物やデートはもちろん、アウトドアも含めてカジュアルな外アソビが気軽に出来るクルマが流行っている。そんな中で、よりお洒落にカッコ良く自らのライフスタイルを主張する1台としてダムドが提案するカントリーは、気取らずに乗ることができて、まさにうってつけの1台である。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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