往年のヒストリックスポーツカー用パーツも健在
壁際には日産R35「GT-R」や先代トヨタ「86」/スバル「BRZ」、第2世代「スカイラインGT-R」用などアフターマーケット主力のエンジンパーツのほかに、S20型やL型エンジンといった往年の名車用カムシャフトもディスプレイ。
「L型チューン全盛期である1970~1980年代にはL28改3.4Lのパーツも製作し、日産のオプションカムなどの製造を請け負っていた時期もあります。その開発で得たデータやスペックは今も残っていますので、さまざまな仕様に対応可能です」と畑仲さん。
そのほか、シリンダーヘッドの燃焼室加工の違いがひと目でわかるディスプレイも用意されるなど、ブースはエンジンチューンに興味のあるユーザーにとって非常に興味深いものであった。また、開発に携わるスタッフから直接話が聞くことができるこうしたイベントは、知識を得るための千載一隅のチャンス。2024年に同じような機会があれば、積極的にスタッフと言葉を交わし、活用してみてはいかがだろうか。