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父親が手放した「バーキン7」と再会! 免許をとって初運転が父の愛車だった娘は「ドライブ旅」に夢中

「今後もこのバーキンセブンに乗っていろんな場所へドライブ旅に出かけて、愛車と一緒に動画を撮るのが楽しみなんです」

女性がドライブするスパルタンなオープン2シーター

2022年12月中旬に山梨・甲府市のアイメッセ山梨で、「ガールズ・カー・コレクション(GIRLS CAR COLLECTION)」(以下GCC)が開催された。このクルマ大好き女子が集うカー&ファッション・ショーのイベント会場で、黄色い「バーキン7」に乗る親子とお話をすることができた。

車好きは父親譲り

幼少期からクルマ好きの父親の影響を受けて、運転免許を取得後に初めて乗ったクルマがバーキン7という強者の“DJみーちゃん”。最初は「え? こんなの乗れるわけなくない?」と困惑したそうだが、父から英才教育(?)を受け、今ではすっかりオープンホイールのスポーツカー「バーキン7」が大好きになり、良き相棒として遠方ドライブにちょくちょく出かけるようになったそうだ。

DJみーちゃんの話では、このクルマとは運命を感じる出来事があったらしい。そのエピソードを本人から伺った。

「以前、とある事情からバーキン7を一度手放したことがありました。だけど、しばらくしてバーキン7に惚れ込む父がどうしても再び乗りたいとクルマ探しを開始。すると、偶然にも手放してしまった愛車を発見しました。これは絶対に何かあると感じ、運命的に再会した元愛車を購入。我が家に再び大切に乗っていたバーキン7が戻って来たんです」

このバーキン7は、かつて英国ロータス・カーズが生産・販売していた名車「セブン」の意匠を受け継ぎ南アフリカのバーキン社が生産したことから「バーキン7」と呼ばれている。

レーシングカーと同じ構造の鋼管スペースフレームに軽量アルミボディ(車両重量630kg)とよく回る1600ccエンジン、そして、クイックに反応するサスペンションを持つオープンホイールのクルマは、走らせる喜びとハンドルを握る楽しさを持ち、世界のカーファンを魅了した。

コクピットはタイトに作られ、そのポジションは地面スレスレでレーシー。サイド排気のマフラーが出す排気サウンドも心地よく、またそのスタイルも抜群にカッコよいクルマとして評された。

ドアなし屋根なし、でも楽しい

バーキンセブンは、これぞライトウェイトスポーツカーの代名詞と称えられるほどのクルマである。そんなクルマには、やはり老舗レーシングサービス・ワタナベの8スポークホイールがよく似合う。

タイヤはナンカンREMEX RX-615(F&R: 195/60R14)を履き、剥き出しの足まわりをより強調。まるで公道を走るフォーミュラ・マシンのような仕上げだ。

シルバー×イエロー×ブラックの外装カラーは、彼女にとって「蜂のイメージ」だと教えてくれた。花から花へ蜂が飛び回るように、ヒラリと軽快な走りでストリートを駆け抜ける。そんな例えがぴったり合うかもしれない。

バーキンセブンは見た目はドアなしのクルマである。とは言っても、フロントウインドウ左右・上下の留め金にドアを固定すれば手で開閉できるドアっぽいパーツは取り付けられる。しかし、実際はドア左右とも取り外し収納して走行することが多いという。

理由はやはりオープンカーであることを満喫するためである。正直、バーキン7でこのドアを付けているクルマはあまり見かけない。スタイルの面でも、ドアなしの方がカッコいいというのも理由になるだろう。

最後にDJみーちゃんは、「今後もこのバーキンセブンに乗っていろんな場所へドライブ旅に出かけて、愛車と一緒に動画を撮るのが楽しみなんです」と微笑みながら話してくれた。

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