ナンバー以外もオリジナルが保たれている
鎌田さんが手に入れた2CV AZAMは、ボンネットのモールや上質なモケットシートなど、2CVで初めての豪華仕様モデル。現在でもオリジナルペイント、オリジナルのシート地&トップなど、ほぼ新車当時の状態が保たれている。ただし、塗装が薄くなっておりこのままでは浮き錆がどんどん広がる可能性があるので、ボディ保護のためにリペイントする予定だという。ところで、鎌田さんが複数台の2CVを所有している理由とはなんなのだろうか。
「みんな、ちょっとずつ違うんですよ。それで、これにも乗りたい、あれにも乗りたいってなっちゃって。ただこのAZAMも旧いやつからひとつ進化しているけど、良い意味で乗り心地が全然変わっていなかったりします。これだけ惹かれるクルマはほかにないですね」
今後シングルナンバーはさらに希少な存在になる
貴重なシングルナンバーを継承するために、AZAMを手に入れた鎌田さん。最近はご当地ナンバーなどでナンバーの地名が増えたため、個々の地名の対象エリアが狭くなっていく傾向にある。それにともない、シングルナンバーを継承することも難しくなってきているようだ。そういった意味でもシングルナンバーは今後、さらに希少なものとなっていくことだろう。