行き先をいろいろな情報で探せるのはYahoo! MAPの醍醐味
行き先がここ! と決まっていてナビ機能をフルに使いたい場合は、Yahoo!カーナビのほうが最適だろう。しかし目的地に着いてその付近でご飯を食べられる店を探したい、地方に行った先でどこか遊べる場所を探したいなど、あいまいな目的地検索にはYahoo! MAPの方が断然使いやすい。
なぜなら、Yahoo! MAPの画面下からスワイプすると、現在地に見合った人気エリアや旬なテーマに沿ったマップが出てくるからだ。
例えば取材した3月初旬ならば、いちご狩りマップを見ながらどこに行こうか、どの品種が食べられるのか、営業時間や料金なども詳細に見ることが可能。そこに行くと決めたら、そのままルート検索もできるのだ。
同じく、現在地周辺の観光マップやご飯マップなども一覧となって表示されるのも便利だ。もちろんよく使うコンビニやラーメン店も簡単に見つかる。最近ではEVスポット表示も重要になってくるので、その一覧が出てくるのはEVユーザーにとってはうれしいだろう。
さらに、Yahoo!が提供している雨雲レーダーを重ね合わせて表示させることで、雨が降っているエリアを確認できたり、今後雨が降ってくるかもしれないと予想して目的地変更などを検討できるのも便利だ。
これらすべての機能が無料で使えるというのが嬉しい。Yahoo!アカウントでログインして使えば、自分だけのスポット登録などカスタマイズもできるのもありがたいかぎりだ。
一度CarPlay連携を味わうとスマホ単体運用には戻れない!?
今回の取材後、試しに筆者のカーナビもディプレイオーディオも装着していないクルマで、スマホアプリのみで使ってみた。Yahoo! MAPはCarPlay対応前の現在リリースされているバージョンだ。
もちろんスマホ単体でも十分に使うことができ、ナビ機能もしっかりしている。しかし、ディスプレイオーディオとの併用で画面が広く使えるのを知った後だと、スマホ画面に多くの情報があり狭く感じられるのと、ルート上の交差点リストなどがないのは少々不便に感じられる。やはり大きな画面があった方が便利だ。ほかの地図アプリとは違う使い方ができるYahoo! MAPなら、ドライブの楽しみ方が増えるかもしれない。
※注:2023年3月3日現在はApple CarPlay対応のみ。Android Autoに関しては2023年春の対応を目指して開発中。