サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

日本限定13台! 5600万円のマイバッハは「S680 4マチック」がベース。モチーフは「プロジェクト・マイバッハ」です

世界限定150台のうち、日本には13台が割り当てられている

ラグジュアリーを再定義した、夢のコラボ「プロジェクト・マイバッハ」

メルセデス・ベンツは、故ヴァージル・アブロー氏とコラボレーションしたコンセプトカー「プロジェクト・マイバッハ(Project MAYBACH)」をモチーフとした、メルセデス・マイバッハの特別仕様車「リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブロー(Limited Edition Maybach by Virgil Abloh)」を、2023年1月に世界限定150台で登場させた。

自然をテーマにオフロードの環境下で走ることを想定したモデル

モチーフとなった「プロジェクト・マイバッハ」は2021年12月にフロリダ州マイアミの美術館で公開されたオリジナルのコンセプトカー。世界的ファッションデザイナーである故ヴァージル・アブロー氏と、メルセデス・ベンツのチーフデザインオフィサーのゴードン・ワグナー氏という“レガシー”によるコラボレーションモデルだ。

アウトドアをイメージした2シーターの2ドアクーペオフローダーとなる電気自動車は、完全なオリジナルモデルとなる。そのデザインは、マイバッハのラグジュアリーなアイデンティティを新たなデザイン言語で解釈。「自然」をテーマとし、オフロードの環境下で走ることを想定したモデルでありながら、マイバッハという伝統的な都市型ブランドとしての洗練されたラグジュアリーを再定義しているという。そして、生産性などに縛られることなく、「未来の旅」をコンセプトとしたラグジュアリーな電気自動車として誕生している。

全長約6mのGTクーペ、エクステリアにはアンダーガードなどが装着されたオフロード仕様に。内側にマイバッハのロゴが入る丸いヘッドライトとテールランプも個性的だ。さらに、ボンネットが透明になっており、その下には太陽電池が配置されている。オフホワイトのデザイナーであり、2018年にはルイ・ヴィトンのクリエイティブディレクターにも就任したアブロー氏はこの発表直前に亡くなっており、彼に敬意を表すためマイアミでの公開が行われたとのことだ。なお、2022年4月にはプロジェクト・マイバッハのアパレルコレクションも発売されている。

コロラドベージュとブラックで仕立てた内外装

今回の特別仕様はそのプロジェクト・マイバッハをモチーフに製作された。上級グレードのメルセデス・マイバッハ「S680 4マチック」をベースに、内外装は砂漠をイメージしたコロラドベージュとブラックを基調に仕立てられている。

エクステリアはコロラドベージュと光沢のあるオプシディアンブラックの専用ツートーンペイントに。コロラドベージュペイントの20インチ鍛造ディッシュホイールを装着し、斬新なエクステリアのイメージを受け継いだ。

インテリアはコロラドベージュインテリアトリムとブラックのナッパレザールーフライナーを用いることで、メルセデス・マイバッハらしい高級感とプロジェクト・マイバッハの世界観を体感できる仕上がりとなった。インテリアカラーも専用のサンド/ブラックを採用。Virgil Ablohのロゴが入ったセンターコンソールやイルミネーテッドステップカバー、クッションが備わった。

さらに、MBUXのメニュー画面が専用となっているのもポイントだ。後席は左右独立式となり、クーリングボックス/シャンパングラス/Burmesterハイエンド4Dサラウンドサウンドシステムなども備わるMANUFAKTURレザーエクスクルーシブパッケージも標準採用とされている。

ベースとなるメルセデス・マイバッハ S680 4マチックは最高出力612ps/最大トルク900Nmを発生する6L V12ツインターボエンジンを搭載し、4WDが組み合わされている。ボディサイズは全長5470mm×全幅1920mm×全高1510mm、ホイールベースは3395mmとなる。

AMWのミカタ

世界限定150台のうち、日本には13台が割り当てられており、車両価格は5600万円。左ハンドル仕様のみとなる。ちなみに、S680 4マチックの車両本体価格は3450万円。もう二度とない故ヴァージル・アブロー氏とゴードン・ワグナー氏によるコラボレーションモデルの世界観が手に入るとなると、この価格でも高くないかもしれない。

モバイルバージョンを終了