本気仕様とわかるコクピット
最初に説明した勇ましいブランド名をパーツをここで紹介しよう。主に外装に装着されているパーツで、「バトルワークス」がフロントに取り付けたオーバーフェンダー、「ブラックマジシャン」はリアのオーバーフェンダーで、共にカーボンラッピングによってレーシーな処理が施されている。また、「リドックス」はリアウイング、「ハイパワーMAX」はHKS製の車高調整式サスペンションキットであった。
真っ黒のボディとは対照的に内装はオールレッドで統一。シートだけでなく、ダッシュボード、ドア内張、内張カーペット、各ピラーに至るすべての部品をレッド仕様に張替え。ルーフもレッドのアルカンターラ仕様になっていた。
また、印象的なのがアルミビレッド削り出しのシフトノブにドリフトマシン定番のスピンターンノブ+延長ロングアームの組み合わせだ。これを見れば、このクルマで“駄無161”さんがドリフトを楽しんでいる事がよくわかる。
ハイパワー650ps仕様のアリストの足元を支えるのは、タイヤはフロント255/35-18、リア295/30-18のトーヨー・プロクセスR888だが、それとセットで組む鍛造ホイールがちょっと珍しかった。このホイールの名はSKILLフォージドというモデルで、生産国はロシアだ。US鍛造ホイールはよく聞くがRU鍛造ホイールがあることをはじめて知った。
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外装も内装もエンジンもフルチューンで戦闘力高めに仕上がったアリスト。そこに置いてあるだけで特別な存在感を放ち、まさに大注目の1台。今回はその豪快な走りを見ることが出来なかったが、2JZフルチューンエンジン650psをフルパワーで繰り出すドリフトは圧巻に違いない。そして、そんなハイパワーのクルマを自在に操る“駄無161”さんもただ者でないといえるだろう。