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パンクで狂った勝利へのシナリオ! 最終ステージで15位でフィニッシュで終わったHREのナスカー第2戦をレポート

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

車両へのダメージ大で厳しい一戦に

NASCAR(以下:ナスカー)レースの「CRAFTSMAN Truck(トラック)」シリーズの2023年第2戦が、ラスベガスで3月3日(金)午後9時(アメリカ東部時間)に開催され、今回も波乱万丈のレース展開となった。レポートをお届けしよう。

1周1.5マイルのコースを3ステージ制で134周走行する

ナスカーはアメリカでもっとも人気のある自動車レースだ。その上位カテゴリーとなるのが「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「CRAFTSMAN Truck(トラック)」という3カテゴリーである。そのトラックシリーズに長年参戦を続けている「Hattori Racing Enterprises(以下:HRE)」は、ナスカー界で唯一の日本人オーナーである服部茂章氏が代表を務めるチームだ。

HREから参戦するのは、在籍2年目となるタイラー・アンクラム選手。#16「LiUNA! Toyota Tundra TRD Pro」で、ネバダ州ラスベガスにあるラスベガス・モータースピードウェイで行われるトラックシリーズ第2戦「Victoria’s Voice Foundation 200」に出場する。ラスベガスのコースは、1周1.5マイルのインターミディエイト(中速)トラック。このコースを3ステージ制で134周走行する。

右フロントタイヤのパンクチャーが原因でマシンのスピードが上がらず……

事前に行われた練習走行では21番手のタイム、そして予選セッションでは18番手と、いい手ごたえを感じていた。HREでは、レースの第1ステージでマシンのセットアップをさらに進めていき、第2ステージで上位進出を目指す作戦でレースに臨んだが、実際にレースが始まると「思っていたコンディションとは違っていました」とアンクラム選手。

アンクラム選手が駆る#16号車

第1ステージの30周のチェッカー後のステージコーションでいくつかマシンに調整を加え、37周目、27番手からスタートした第2ステージでも、何度か出されたイエローコーション下においてマシンの調整を重ねた。だが、バランスも良くなってきたところで、右フロントタイヤのパンクチャーにより後退を余儀なくされる。

最終ステージでは戦略を立て直して最後尾から上位進出を目指したものの、パンクのダメージはフロントサスペンションにまで及んでいた。マシンのスピードが上がらず、レース終盤はバランスを変更したことで逆にハンドリングが悪化。これに苦しみながら走行を重ねることとなり、15位でフィニッシュするに留まった。

* * *

2023シーズンのNASCAR CRAFTSMAN Truck Series。続く第3戦は、アトランタ・モータースピードウェイで開催される「Fr8 208」。3月19日(日)午後2時にスタートする。

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